今日から「ガム」を噛んでほしい、これだけの理由!子どもから大人、老化が気になる人までめちゃくちゃ役立つすごい効果とは?
こんにちは。自宅にボトルガムを常備し始めた、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。
みなさんは、日ごろから「ガム」を噛む習慣があるでしょうか?
我が家では、子どもと筆者自身の悩みを解消するために親子で毎日ガムを噛む生活をスタートしました!
この記事では、健康記事も監修してきた筆者が、全年代に役立つ幅広い「ガム」の効果についてご紹介します。
ガムを取り入れることで、今ある悩みが解消されるかも⁉ぜひ、参考にしてみてくださいね。
「ガム」を噛むと何がいい?
ガムは、口に入れると何度もくり返し噛む必要がある食品です。
では、一体ガム1個あたりでどれくらい噛むことになるのでしょうか?
日本チューインガム協会の調べでは、味がなくなるまでになんと550回噛んだというデータが出ています!
比較として、白米の場合は一口(10g)で41回とのこと。
噛むことは、あご、首、肩付近の筋肉を動かして鍛え、顔周りの血行を促進。あごを鍛えると歯並びが整いやすくなったり、顔を引き締める効果も。
同時に、耳下腺、顎下腺、舌下腺なども刺激して唾液を多く出してくれるのです。唾液には消化酵素や抗菌物質が含まれているため、消化を助けてくれる効果とともに免疫UPも!
また、脳へも刺激が伝わって血流が20~40%上昇し、脳の機能を活性化させて集中力を高めたり認知機能の維持に役立つと言われていますよ。
これを利用し、運動中にガムを噛むことを取り入れているスポーツ選手もいるのです。
ほかにもまだある、嬉しい効果!
脳へ刺激を届けることで、ほかにもこんな効果があるのだとか。
・セロトニンの分泌を増やして、睡眠の質を改善したり、うつなどのメンタル不調対策に
・脳からα波が出て、リラックスしたり、ストレスを抑える
快適な日常を送るために、いずれも欠かせないことですよね。
イライラを感じているとき、ほっと一息つきたいとき、家事や仕事、勉強などを落ち着いてこなしたいときにも、よく噛むことを意識してみてはいかがでしょうか。
「ガム」を噛むべき必要性
現代人の一食あたりの平均咀嚼(そしゃく:噛むこと)回数は600回ほど、咀嚼時間は10分ほどと言われています。それに対し、当時の食事状況踏まえて算出すると、江戸時代では1,000回、弥生時代では4,000回、咀嚼時間は50分以上もかかっていたのだとか。
それだけ、昔に比べてやわらかくて食べやすいものが増えたり好まれている、ということが言えるのでしょう。だからこそ意識して噛む回数を増やすことが大切ですが、習慣化するのは難しいもの……。
そこで、1個で500回以上も噛む回数を増やすことができるガムをおすすめしたいのです。単純計算で、食後に1個のガムをプラスするだけで、江戸時代くらいの咀嚼回数が実現できることに!
なかでも、キシリトールという甘味料を使っているガムであれば、虫歯の原因となる酸をつくらせず、歯を磨いた後や就寝前に噛んだとしても虫歯の心配がありません。
今では多くのガムにキシリトールが使われているので、選ぶ際には原材料欄に記載されているかを確認してみてくださいね。
「ガム」を取り入れて健康増進&作業効率UP!
ガムの効用についてたくさん紹介してきましたが、顎関節症の人や歯の治療中でガムを避けるように指示されている人は、控えるようにしましょう。
また、ガムを長時間利用しすぎるとあごの負担になることがあるため、効果が期待されると言われている5~20分を目安に取り入れることをおすすめします。
こういったことを参考に、ぜひ今日から積極的にガムを取り入れてみてはいかがでしょうか?
★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。