就活生だった10年前、不安な気持ちの中で変化したこと

2021/03/09
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サンキュ!STYLEライターちぃこです。東日本大震災から早いもので10年経つのですね。10年前の私は大学院生で就職活動の真っ最中でした。

震災当日は関東の大学にいたのですが、建物が倒れるのではないかと思うくらいの大きな揺れに恐怖を感じました。さらに鉄道も道路も通行止めで帰宅難民に。幸い大学に泊まれましたが翌朝、帰宅して震災のニュースを見た時の衝撃は今でも忘れられません。

就職活動が一時ストップ

数日後には企業から就職に関する説明会や筆記試験、面接の日程は全て延期というメールが大量に届きました。いつ再開するかも分からず、自分はちゃんと就職できるのだろうか…と不安でいっぱいでした。就活準備は不安で手つかずの日が続いていたと思います。

震災を通して変わった、就職したい企業像

就活がストップしている間は新聞やニュースを見る他に、企業が被災地へどういう支援をしているのかが気になったのでインターネットで調べるようになりました。というのも、ニュースの中継を見ていてドーナッツチェーン店が避難所に避難している方々へドーナッツを配っている姿が印象深かったのです。

食べ物の他に日用品の不足も深刻とのことで、被災地が今必要なものはお金ではなく「物資」なのだと知りました。メーカーへの就職を希望していたので、被災地へ積極的な支援をしている会社で働きたいなと思うようになりました。

お金は確かに大事ですが寄付だけで終わらせない、個人ではない企業だからできることってあると思うんです。今考えると抽象的で漠然としていますが、寄り添う支援ができる会社の一員になりたいと思っていました。

細く長い支援を継続する

就職活動がいつ頃再開されたのかは正直覚えていませんが、秋が始まる前には有り難いことに第一希望の会社に内定を貰うことができました。そこでは「東日本大震災を受けて被災地に企業と自分ができること」というようなテーマで小論文を書いた記憶があります。

自分にできることは小さく限られていますが、細く長い支援が大事だと思っています。東北の特産品を食べる、旅行へ行く。今は海外で暮らしているのとコロナ禍で思うように動けませんが、日本へ戻ったらまた東北の名物をお取り寄せしたり、温泉旅行に行ったりして応援したいです。

▶この記事を書いたのは…ちぃこ
やりくり費5万円で暮らす節約主婦。楽しい貯金生活を目指しています。

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