【奨学金ってアリ?】私立理系大生が奨学金を借りて良かったこと・苦労したこと

2021/08/05
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シンプルな節約・コンパクトな暮らしで年340万円を貯金した、節約シンプリストのサンキュ!STYLEライターちぃこです。

我が家は夫婦二人とも奨学金を借りており、私の分は昨年繰り上げ返還をして8年で完済。現在は夫の奨学金を繰上げ返還するために貯金中です。

私の実家は一馬力で歳の近い姉妹がいたので、父から奨学金を借りて欲しいと言われたのがきっかけでした。一つ上の姉も借りていたので、私も大学に進学するのなら借りるものだと思っていました。教育費は学資保険で貯めていたそうですが、授業料プラスαのお金を賄う余裕が無かったようでした。

教育費として奨学金を借りるってアリなの?と思う方や子供に対して罪悪感がある…という方もいると思うので、今回は私立理系大生だった私が奨学金を借りて良かったこと・苦労したことについてご紹介します。

初めに:奨学金で借りた総額

私は大学一年生の春に日本学生支援機構の第一種奨学金を申し込みました。借りた総額は4年間で2,430,000円、利子はなし。

奨学金は申請すれば必ず借りられるというわけではなく、書類審査や面接をした上で決定されます。高校の成績も必要でした。

第一種は無利子なのですが、借りられる金額は有利子の二種よりも低いです。また、実家暮らしなのか一人暮らしなのかによっても貸与額は変わります。

返還開始時期は卒業後すぐではなく、秋から返済がスタートしました。返還額は月々13,500円。私は卒業後、大学院に2年間通ったので猶予申請をして返還時期を遅らせてもらいました。

奨学金を借りて良かったこと

勉強や部活に打ち込めた

両親と相談して授業料は出してもらいましたが、それ以外の費用を奨学金で賄いました。

理系はとにかくお金がかかります。購入しなければならない専門書も多く、ほとんどが高額。さらに製図用具や白衣など備品購入もあります。

一、ニ年生は毎日フルで授業を入れていたのでアルバイトができる時間は限られていますし、テストやレポートも多くて最初は両立が難しかったです。

体育会にも所属していたので遠征や合宿費用など高額なものは奨学金で賄いました。(奨学金を借りる理由の中に、部活で掛かる費用を賄いたい旨を伝えた上で使っています)

同級生や先輩の中にはアルバイトと勉強、さらに部活との両立が厳しく途中で退部する部員や単位を落としてピンチ!という人もいたので、これらを奨学金で賄え勉強に集中できた事は本当に有り難かったです。

就活を頑張れた

奨学金のおかげでやりたい事に打ち込めたので、その後の就活も頑張れました。

奨学金を借りる前の説明会では「返還してもらわないと後輩たちに奨学金を貸せなくなる」という説明を聞いていたので、返す義務感を強く持つことで真剣に就職について考えられました。

奨学金を借りて苦労したこと

奨学金を借りて苦労したことは、やはり返還!社会人になって一人暮らしを始めたので生活費に加えての返還は大変でした。リレー口座にお金を入金し忘れて実家に督促状が届いた時は、両親に「お金大丈夫?」と心配させてしまうこともありました。

奨学金の返還が滞納してしまうと連帯保証人に迷惑がかかりますし、ブラックリストに載る場合もあるので借りる時はその事を肝に銘じる必要があります。

まとめ:奨学金は借金。それでも私は借りて良かったです!

奨学金を借りるメリットは、一部でも大学で掛かる費用が賄えること。

教育費を十分に備えられれば借りないに越した事はありませんが、想定よりもお金が掛かりそうなどの万が一の選択肢として、奨学金を視野に入れることは決して悪いことではないと個人的には思います。もちろん、借りるのは子供なので本人の意向も重要。しっかりお子様と話し合って決めて欲しいと思います。

私個人の意見としては、「奨学金を借りて大学に通っているのだから、しっかり勉強して卒業しよう」と思えましたし、卒業後の進路も真剣に考える事ができました。

安易に借りるのではなく、「奨学金は借金である」という認識を持つ必要はあります。返還できないと奨学金を必要としている後輩たちにも迷惑が掛かります。それらを踏まえた上で借りて、卒業後は滞りなく返す責任があります。

私の中では奨学金が良い刺激になって大学生活を有意義に過ごせたので、返還には苦労しましたが借りて良かったと思っています。

▶この記事を書いたのは…ちぃこ
やりくり費5万円で暮らす節約主婦。楽しい貯金生活を目指しています。

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