不便なミニキッチンは「アレ」で簡単に解決!収納力改善DIY

2020/08/20
  • インテリアと整理収納が好きな3歳・2歳の年子ママ。ニトリ、100均などを使用した空間づくりが得意。もっと見る>>

こんにちは!ホワイト×ブルーのインテリアが大好き。2世帯住宅で家族と暮らす年子育児ママ。サンキュSTYLEライターのしみずそらまめと申します。

我が家は二世帯住宅のため場所を取らずに設置できる賃貸住宅にも使用されているミニキッチンの設置を決めました。しかし収納力にも難があるためシステムキッチンのような利便性はありません。ミニキッチンだから使いにくいものだと今まで自分の中で割り切って使ってきました。

しかしこれからもその状態で使うことが嫌になり日曜大工が得意な義父の協力の元、DIYを決意しました。そこで私が収納力改善のために行ったミニキッチンをシステム化するDIY方法をご紹介します。

シンク下は難易度の高い収納場所

ミニキッチンはシステムキッチンと違い観音扉の開き戸が特徴です。奥行きもあって収納量はたくさん確保できますが、実際に使用してみると使いこなせていないのが現状でした。

今までは高さのある収納を何とか活用しようとニトリで購入したシンク下伸縮ラックを活用したり、突っ張り棒とワイヤーネットで収納をDIYしていました。もちろんこの方法も一般的によく使われていて使い勝手は格段に改善されています。

それでも使いこなせない部分が多く収納できないアイテムがあふれてしまっていました。

ミニキッチンに引き出しを付けるという発想

私は何とか収納力を上げたいと思い「引き出し」を取り付けることにしました。親世帯のシステムキッチンを参考に自分が使いやすい引き出し収納を取り入れて設計し、組み立てていきます。

今まで使いこなせなかったのは突っ張りラックなどで収納に段を付けても結局かがんで取り出さないといけなかったためです。家事動線の中に体勢を変えるというワンステップがあるだけでも使いにくさは格段に変わってきます。

そこで今回のDIYでワンステップをなくして家事動線を改善した引き出し収納をDIYしました。この段階で設計をしっかりすれば、微調整は必要でしたが組み立て自体はとても簡単にできました。

材料詳細

今回3か所のキッチン下収納に使用した材料はこちらになります。

・コンパネ(ホワイトっぽいのものをチョイス)3枚
・スライドレール 合計6セット
・ビス
・キッチン扉

ビスなどはDIY大好きな義理の父の材料を使用したので実際に購入したのはスライドレール5セットとコンパネ3枚のみです。金額は大体ですが8000円程度で収まりました。

ビスなども用意しても一万円前後で収まるのでそれだけの材料費と数日の頑張りで今後の快適さが変わってきます。このDIYは今までで一番やってよかったなあと感じています。

3パターンの作り方をご紹介

今回作り方を詳細に乗せたかったのですが、3パターンの作り方がそれぞれ違うため簡単にご紹介するだけにさせていただきます。

まず左側のIH下には食器収納を作りました。ここは開き扉を開けると引き出しが現れるような形で設計しています。食器洗い乾燥機から出した食器をすぐにしまえるように開き戸をそのままにしてスムーズな開閉を可能にしました。

開き戸の蝶番があるため中に箱を作りそこに引き出しを取り付ける方法で設計しています。この方法だとアパートなどの賃貸住宅でも原状回復が可能になります。

そして真ん中の収納です。こちらには作り付けであった引き出しをそのまま活用するために扉付きの引き出しと中から取り出すタイプの引き出しを取り付けています。スライドレールをサイドに取り付けて引き出せるようにしました。

こうすることで3段の収納を確保することができました。ここにはフライパンや鍋、調理器具などの収納場所にしています。

最後に右下の収納は米びつや普段あまり使用しない調理器具類を置く場所として、設計して作りました。ここは重量のある米びつを設置するために特殊な設計をしています。形状が特殊でサイドにスライドレールを取り付けできないので、レールを下に設置しています。

使い勝手がよく気に入っている米びつのためそのまま使用したいと思い、横置きにして米の計量をするスペースを確保しました。本来は排水ホースのある場所なので食料品や お米の保管場所には適していません。他に置き場の確保ができないため自己責任でここに設置しました。

また排水管があるため引き出しの箱部分にくぼみをつける必要がありました。くぼみ部分を気にして設計すれば組み立ては簡単に行うことが可能です。

最後に

ミニキッチンのような観音扉のキッチンは使いにくいと感じている人が多いものです。
私も家を建てて3年使用してきましたが、とても使いにくく何とかそのままで使用しようと頑張ってきました。

しかしここまで大掛かりなDIYを行うまでに試行錯誤でかかった金額は今回のDIYの金額を大幅に上回っています。これまでの金銭や試行錯誤した時間のことを考えるともっと早くに実践していればよかったなと痛感しています。

引き出し収納は収納力を効率よく分散させるためにとても有効な手段です。この方法はキッチンの設備そのものに穴をあけてしまっているので原状回復はできませんが、初めに紹介したような設計のやり方などで原状回復も可能になります。

もしこの形状のキッチンで収納力に悩んでいるという人がいれば、思い切ったDIYも一つの手段になります。皆さんも、自分が使いやすい理想のキッチンを諦めずに追求してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・しみずそらまめ
2世帯住宅に家族と暮らしています。3歳と2歳の年子の息子のママ。
ホワイト×ブルーのインテリアが大好きな片付けられない女。妥協して建てた家を快適にするため試行錯誤しています。

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