1番お得にホワイトニングする方法は?費用と効果が気になる
日中、ストレスや疲れを感じていませんか?仕事終わりに歯や顎に違和感や疲労感を感じたら、日中無意識下でグッと噛みしめを行っている可能性があります。
噛みしめは夜中に歯ぎしりとともに行っているイメージですが、日中にも多くの人が行っています。
今回は、噛みしめ癖が引き起こす影響を紹介していきます。
①歯を擦り減らす
日中の噛みしめは歯を擦り減らす原因となっていることが、研究で明らかになっています。
夜間はマウスピースの使用によって歯のすり減りを防ぐことが出来ますが、日中はそうはいきません。
長い時間ぐっと噛みしめていることで歯のすり減りが起こってしまいます。
歯がすり減ると、噛み合わせに影響が生じることがあります。
全体的に噛み合わせが低くなると、顔つきが老けた印象になります。
また、歯がすり減ることで神経との距離が近くなるため、歯が冷たい物にしみる知覚過敏症が起きることもあります。
参考 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpr/advpub/0/advpub_JPR_D_21_00171/_article
②顎に痛みが出る
噛みしめを行うと、顎の筋肉や関節に痛みを生じることがあります。
顎が痛い、口が開けづらい、口の開閉で音がする、といった顎関節症症状が生じる原因となります。
③歯周病のリスクが約5倍増える
日中噛みしめを行うことで歯周病のリスクが約5倍増すということが研究で明らかになっています。
歯周病は、歯を支える周囲の組織がほとんど症状なく溶けていく病気です。
鏡を見た時に歯茎の低下を感じたら、それは歯周病の影響です。
過度の力で噛むことは、歯を支える骨や歯茎に負担を与え、炎症を引き起こし、結果、歯周病の進行に繋がります。
参考 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jcpe.13432
④詰め物や被せ物が取れる
過度の力で噛むことは、詰め物や被せ物にも大きな負担を与え、取れてくる原因となることがあります。
詰め物や被せ物も歯に接着しているだけなので、過度の力でひずみを生じて取れることがあるのです。
⑤歯が折れるケースも
睡眠時の無意識下の噛みしめの力は奥歯でクルミが割れる程だと言われているため、歯が折れることが度々あるのですが、日中はそこまでの力はかかっていない場合が多いのではないかと思われます。
しかし、歯周病や虫歯で状態があまり良くない歯に過度の力が加わると割れることがあります。
また、患者さんの中には、日中の噛みしめで、現在問題が生じていない歯を折ってしまう方もいます。
歯が折れると、折れた箇所、折れ方によっては抜かなければならない場合があります。
日中の癖は自分で気をつけるしかない
日中の食いしばりは、自身で意識して治すしかありません。
歯が上下噛んでいるなと思ったら離す、仕事の合間にリラックスの時間を作るなど意識が必要です。
歯の噛みしめは行って悪いことしかりません。気をつけて生活をしましょう。