歯磨きしてもお口が臭い!原因はアレだった

2021/07/28
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最近、口臭が気になって歯磨きをマメに行う人は沢山います。しかし歯磨きをしてもお口の臭いが気になるというお話もよく聞きます。
しっかりと歯磨きを頑張っているのに口臭が消えないという経験をされたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回はしっかりと歯磨きしているのに消えない口臭について考えられる原因をご紹介します。

①歯磨きに癖があって磨き残しがある

この場合、歯磨きの癖に気付き改善を行うことで口臭も良くなります。
歯科医院に来るほとんどの人が自身の歯磨きに自信があります。しかし、汚れを染め出してみると意外にお口の中に磨き残しがあることに驚かれます。

歯間清掃も、歯の側面のプラークを落とすのではなく、間に詰まった物を取るだけで終わっている人や歯間清掃をしていない人が見られます。
口臭が気になるとのことで来院された患者さんで、歯間に長い間食べ物が詰まっており、それが腐って臭いをはなっていたというケースも度々見られます。

お口の中は舌にも菌が付きやすいため舌が原因の場合もあります。

この歯磨きの間違いや癖は、なかなか自分では気付くことが出来ません。
そのため、歯科医院で口臭のことと合わせて相談をしてみるのがおすすめです。

②虫歯や歯周病などお口のトラブルがある

虫歯の穴にプラークが蓄積する、虫歯が進行して神経が壊死し腐ってしまったなど虫歯が原因で口臭が起きてくることがあります。
また、歯石が沈着し、歯周病が進行して口臭が起きている場合もあります。
歯周病は特に痛みがなく進行していくため、なかなか気づきにくいです。歯石も見慣れていない人には、歯や詰め物と違いが分からなかったりします。

歯の被せ物が合わなくなっている場合にも口臭が生じる場合があります。

お口のトラブルが原因の口臭は、歯科医院で治療を行ううちに改善されることが多いです。

③歯石が多く付着している

②で書いた内容とも被りますが、歯石は歯茎の下にも付着します。
歯磨きで歯の表面だけ磨いても歯石は歯ブラシや歯間清掃器具では落ちません。
また、口臭の原因となる菌は歯石の下に隠れることが多く、より歯ブラシだけでの除去は難しくなります。

歯石は歯茎の下に沈着していても歯科医院では除去することが出来ます。

④お口が乾燥している

お口が乾燥していると、唾液がお口の中を洗い流さないため菌が増殖し、口臭の原因となります。
口呼吸やストレスなど様々な原因によって唾液の量が少ない場合があります。

お口の乾燥について、詳しくはこちらの記事を読んでみて下さい。

⑤全身疾患の可能性も

糖尿病や肝硬変、逆流性食道炎や胃がん、蓄膿症など様々な疾患で口臭を生じることがあります。
また、常用薬の影響でお口の乾燥が生じ、口臭が起こっている場合もあります。
何か病気の疑いや薬の影響が考えられる場合には、専門の先生に相談しましょう。

口臭で悩んだら歯医者さんに相談しましょう

お口の中はどうしても菌が増殖しやすく、体の他の部分よりも臭いが発生しやすい部分です。
個人個人に様々な原因が考えられるため、困ったときは歯科医院で相談してみてください。

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