【おうち整え術】着るモノがないと悩まない衣類整理
こんにちは!整理収納アドバイザーの吉川晶子です。
暖かい日が増え、今週は半袖で出かけられる日もちらほらありそうです。
GWの間に衣替えはもうお済みになられた方もおられるかもしれませんが、衣替えシーズンになるといつも着るものがない!と思うことはありませんか?
服はたくさんあるのに着るモノがない!と感じるのはクローゼットの中から“着たい服”がすぐ見つからないかもしれません。
季節の変わり目にする衣替えは服の整理に最適なシーズン。
私が現場やおうちでしている、服の整理(分け方)について簡単な5つの方法をご紹介いたします。よろしければ皆さんに合う方法があればお試し下さい。
1.基本は、着るか着ないか
まず、皆さんが服を整理する時には“着るか、着ないか”で分けられるのではないかと思います。すなわち、“使うか使わないか”ですね。これは整理の基本でもあります。
その基本をもとに〇年着ていなければ手放すという期限も決めてください。
年数は人によって違いがあると思いますが、ご自身で決めた期限付きお洋服も分ける手段の一つとして入れていただければと思います。
お客様の中で一番多かったのは2年~3年が多くみられました。流行の服は買ってから1年では心もとないと2年~3年で手放される方がおられました。5年以上とおっしゃる方で服の量が多い方には買い方の見直しをアドバイスしています。
2.シニアの方にもおススメな2択
ご高齢の方のお片付け現場に行くと、使うか・使わないかで分けると、そのほとんどが使うとおっしゃります。(その中には何年も着ていない服がたくさんありました。)
使う=まだ使える で残されるので着ていない服でも “とりあえず” で残すと衣類整理は進みません。使うか使わないかで判断するのが難しい場合は、“好きな服”を残してみてくださいと伝えています。
好きな着たい服がすぐ見つかり取り出しやすくするには、数をある程度絞らなければ、タンスやクローゼットに埋もれたまま何も変わらないことになってしまいます。
3.似合う、似合わない
年齢を重ねると、若いころに着ていた服が入らなかったり肌のトーンや質も変わってきてなんだかしっくりこないということもあります。
一度鏡の前で合わせてみて、「なんだか違うな」と思った服は今の自分には合わないので手放しリストに加えましょう。
今の自分が心地よくなる、またはよく見える服だけ残すと毎日服に悩むことも少なくなります。
またお友達や家族に「それ似合うね」と言われた服は残す候補にしても良いと思います。
自分では知らなかった見られている自分を知るきっかけにもなるので、それいいね!と言われた服でしっくりこない服でなければ残す方のリストに加えましょう。
4.来シーズンも着たいと思えるか
冠婚葬祭など着る予定のある服は残すリストに加えますが、ここまで分けても服が好きな方はまだかなり量が残っている方もおられます。
収納スペースには限りがありますので、畳み方や収納術などのテクニックを使っても収まりきれない量は減らすしか方法がありません。
残す服が決めた収納スペースに収まりきれない場合は、さらにそこから“来シーズンも着たいかどうか”でもう一度分けてみましょう。
5.ある現場で感じたこと
最後にもう一つ。
現場で感じたことなのですがお引越し案件でそのお客様は引越しまでの時間がタイトで洋服の整理も時間が掛けられず、しっかり分ける作業ができませんでした。本来なら引越しの時ほどモノが整理しやすい時はないのですが、分けておく時間がなくそのほとんどを次のおうちに持って行く選択をされました。運ぶ荷物が多いと当然ながら引越し代もかかります。
前もって整理しておけばお金もかからず、時間にも余裕ができたはずです。
そんな経験から “引越し先にも持っていきたい服” かどうかで最後に判断していただければと思います。(引越し先は今よりクローゼットが小さくなると想像して分けてみてください。)
以上、現場やおうちで衣類を整理する方法をでした。
他にも分類別などに分ける方法などいくつかありますが、まずはこの5つの中で1つでも2つでも自分に合う分け方があれば試してみていただければと思います。
毎年、着たい服が見つからない!着たい服がない!という方は衣類整理で服の量を見直してクローゼットから着たい服がすぐ取り出せるよう整えてみませんか?
◆記事を書いたのは…吉川晶子
整理収納アドバイザー。年齢の離れた3児(社会人・大学生・小学生)のワーキングママ。簡単整理で時短・ラク家事目指して奮闘中です。