健康な腸

腸活に欠かせないアイテムは、これっ!!

2022/06/12
  • 食品保健指導士。食と健康の知識を活かし、簡単料理やサプリメントの情報配信します。もっと見る>>

サンキュ!STYLEライター 食品保健指導士のmaikoです。
梅雨に入り、今の時期が1年で最も体調を崩しやすいといわれています。
なんだか体が重い、ぐっすり寝れない、頭にモヤがかかっているような感じなど・・・様々な不調に悩む方もいらっしゃると思います。
そんな時こそ、元気の源である腸内環境を整える事(腸活)がとっても大事!!
本日は、腸活に欠かせないアイテムをご紹介します。

腸活とは

最近、何かと話題の腸活。
腸活とは、腸内環境を整えることにより、健康維持と増進をはかることです。
腸内環境を整えることにより、以下のような嬉しい効果があります。

 ●カラダの免疫力UP
 ●頭の健康維持
 ●心の健康維持
 ●美肌力UP
 ●ダイエット効果
 ●良質な睡眠の保持

腸活の種類

腸活に良い食べ物には、働きによって種類が分かれます。

(1)プロバイオティクス
体に良好な生きた善玉菌を摂取し、腸内環境を整える。

(2)プレバイオティクス
善玉菌を増やす成分を摂取し、腸内環境を整える。

(3)シンバイオティクス
(1)と(2)を一緒に摂取し、腸内環境を整える。

(4)バイオジェニックス
善玉菌が作る体に良い成分を摂取し、腸内環境を整える。

(1)~(4)の種類から、今回はプレバイオティクス(善玉菌を増やす成分)に欠かせないアイテムをご紹介します。

プレバイオティクスの代表的な成分

プレバイオティクスの代表的な成分として、オリゴ糖があります。
オリゴ糖とは、糖の最小単位である単糖が2個から10個程度結びついたもので、少糖ともいわれています。低エネルギーで、整腸作用や腸内細菌を増やす効果がある糖です。

オリゴ糖の種類

腸内環境を整える効果がある「オリゴ糖」。
では、オリゴ糖ならどれでもいいのでしょうか?
オリゴ糖は、様々な種類があります。各種類により由来原料や働きが異なります。


● ガラクトオリゴ糖
母乳や牛乳などに含まれ、乳糖から作られる。
難消化性なので血糖値も上昇しにくい。
食品区分。

● 乳糖果糖オリゴ糖(ラクトスクロース)
牛乳やサトウキビ、果物などに含まれ、乳糖や砂糖などから作られる。
難消化性なので血糖値も上昇しにくい。
食品区分。

● ビートオリゴ糖(ラフィノース)
砂糖大根(甜菜)から作られる。
難消化性なので血糖値も上昇しにくい。
食品区分。

● フラクトオリゴ糖
野菜や果物類に含まれ、砂糖から作られる。
難消化性なので血糖値も上昇しにくい。
食品区分。

● イソマルトオリゴ糖
蜂蜜などに含まれ、主にトウモロコシなどから作られる。
消化性(一部難消化性)なので、血糖値に影響が出る。
食品区分。

● 大豆オリゴ糖
豆類に含まれ、大豆から作られる。
難消化性なので血糖値も上昇しにくい。
食品区分。

● キシロオリゴ糖
タケノコなどに含まれ、食物繊維から作られる。
難消化性なので血糖値も上昇しにくい。
食品区分。

● 環状オリゴ糖(シクロデキストリン)
オリゴ糖の一種で、主に加工食品の原料に用いられる。
食品添加物区分。

様々な種類がある「オリゴ糖」。
どれを選んでいいか・・・?
迷いますよね。

オリゴ糖の選び方

(1)食品区分のオリゴ糖を選びましょう
オリゴ糖は、食品のものと食品添加物のものがあります。
食品区分のオリゴ糖を選ぶようにしましょう。

(2)オリゴ糖の含有量をチェックしよう
オリゴ糖の商品ラベルに、栄養成分表示が書かれています。
商品100gあたりオリゴ糖が何g含まれるか、必ず数値を確認しましょう。
できるだけ、オリゴ糖の含有量が多い商品を選びましょう。

(3)難消化性のものを選びましょう
オリゴ糖には、難消化性と消化性のものがあります。
血糖値が気になる方やダイエット中の方は、難消化性のものがオススメです。

(4)体に慣れているオリゴ糖を選びましょう
普段から食べるものに含まれるオリゴ糖を、選ぶようにしましょう。
例えば、ガラクトオリゴ糖(母乳・牛乳など)、乳糖果糖オリゴ糖(牛乳・果物など)、ビートオリゴ糖 などです。

オリゴ糖の摂取方法

オリゴ糖を摂る時の留意点やオススメ方法を紹介します。


● 目安摂取量を守る
商品ラベルに記載のある、目安摂取量を守るようにしましょう。
腸内環境を整える成分でも、過剰摂取は腸内環境を悪くする原因にもなります。

● 摂りはじめは少量から
初めて摂取する場合は、ご自身の体との相性をみるために、まずは少量から始めましょう。

● 砂糖の代わり使用
飲み物やヨーグルトにかけるのも良いですが、砂糖の代わりに料理に使用するのもオススメです。

記事を書いたのは...maiko
食品保健指導士としてメディア等で活躍中。
医薬品メーカーの元開発責任者。食品や機能性食品の商品開発で培った知識と経験を基に、食と健康について情報を発信していきます。

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