片付けのプロが教える!モノを増やさないための適正量のすすめ
収納より整理に特化した片づけを推奨しているサンキュ!STYLEライターで整理収納アドバイザーの高桐久恵です。
皆さんはご自分が所有している「物」の数を意識されたことはありますか?
私達は普段物を使いながら生活をしている訳ですが、実は人間一人が1000〜1500個もの物に囲まれて生活していると言われています。
これは物欲のない方の生活に必要な物の数ですので、物が多いと自覚している方はこの何倍もの数の物を所有している可能性が高いのです。
じゃあ、例えば衣類は何枚くらい持っているといいの?
靴は何足あればいいの?
というように、ここでは自分にとっての最適な物の量についてお伝えしていこうと思います。
【衣類】オシャレも楽しめて自分で管理できる枚数は100枚!
洋服は捨てられないもの代表選手!
アイテム数も人それぞれですが、多く持ちすぎると管理ができずに同じようなものを買ってきてしまったり着たいときに出てこないという事にもつながります。
実際に私も多くのお宅にお邪魔して片付けをしてきましたが、だいたい『一人100着』くらいの枚数が自分で管理ができて、オシャレも楽しめる枚数ではないかな?と思っています。
これから衣類の整理をする予定の方はぜひアイテム別に分けてみることをオススメします。
すると、「スカートはこんなに必要かな?」「靴下は10足あればいいな」などと自分に必要な枚数がみえてきます。
それすら面倒であれば、春秋用25着・夏用25着・冬用25着・その他25着の100着という枠を設けてみるのも一つの方法です。
【靴】風水的にも重要なアイテム。大事にできるのは10足!
家の中で風水的にも重要な場所が玄関。
その玄関に必ず置かれている『靴』は幸せをつかみに行くために必要なアイテムとも言われています。
私達は様々なシーンごとに靴を使っていますが、大事に管理ができるのはおよそ『10足』です。
靴は日々、消耗しますので長く使いたい場合は手入れが必須。
10足くらいであれば大事に手入れできるのではないでしょうか?
底がすり減っていないか?ヒールが削れていないか?
一度、手持ちの靴を全部出して確認してみましょう。
タオルの枚数の方程式は家族の人数×2+予備
タオルといってもバスタオルやハンカチタオルなど色々なタオルがありますが、ここでは普段よく使う『フェイスタオル』の必要枚数についてです。
皆さんのお宅には何枚のフェイスタオルがあるでしょうか?
ほとんどの方が数えたこともないのではないでしょうか?
まずは一日の中でどんな時にフェイスタオルを使っているのか考えてみましょう。
朝の洗顔の後、調理中に手をふく、入浴後に使うなどと必然的に必要な枚数が出てくるはずです。
家族が使う一日の枚数に洗濯の頻度を考慮し、毎日洗濯している家庭であれば『×2』していただくと適正量がだいたい分かります。
心配であればそこに予備の枚数をプラス。
一度、このようにタオルの枚数も意識されるとむやみに増えることはないでしょう。
まとめ
捨てる、譲る、売るといった物を外に出す行為に私達はついつい目を向けてしまいますが、大事なのは家の中にある物の量を一定に保つことです。
インとアウトのバランスをうまく保つことで物が循環していきます。
皆さんも『適正量』という考え方を一度取り入れてみて下さいね!
♦︎記事を書いたのは…高桐久恵
整理収納アドバイザーで男の子2人のママ。
お片付けで新しい自分に出会うお手伝いを。をモットーに活動中!
面倒くさがり屋ならではの考え方や収納術をお伝えします。