もう失敗しない!野菜のレンジ蒸しを上手に仕上げるひと工夫

2023/07/12
  • 野菜ソムリエプロ・管理栄養士・1児のママ。野菜・果物の「選び方」「保存方法」「簡単レシピ」をご紹介。 もっと見る>>

野菜ソムリエプロで管理栄養士のサンキュ!STYLEライター小島香住です。

付け合わせのブロッコリー、ポテトサラダ用のにんじんなど、野菜をレンジ加熱することは、少ない水分で調理ができることから栄養面でもメリットがあり、多くのレシピで採用されている下処理方法です。

でも、野菜のレンジ蒸しは失敗しがちではありませんか?

野菜のレンジ蒸しは便利だけど失敗しがち

野菜をレンジ加熱するときに、加熱が不均一でかたい部分が残っていたり、一部が焦げてしまったりしたことは、誰もが経験しているでしょう。

これは電子レンジの加熱方法であるマイクロ波が、食材の水分子に直接届き温度上昇させるためで、調理するものの水分が偏っているとムラが生じるのです。

このように、仕上がりが安定しないことが多い野菜のレンジ蒸しですが、あるひと工夫で上手に仕上がるのでご紹介します。

1枚のキッチンペーパーが仕上がりを変える

ひと工夫とは、ぬらしたキッチンペーパーを食材の上に被せて一緒に加熱するだけ。

たったこれだけですが、表面に水分があることで全体に蒸気がいきわたり、均一に蒸らされるようになります。

少量の水を足して加熱する方法とのちがうのは、水分が底に溜まらないこと。底に水があると、水に触れている部分はやわらかくなっても、上の方はかたいままだったり、焦げたりするのです。

ラップを外したときに、キッチンペーパーを使わないものより蒸気の量がかなり多く、しっかり蒸されているのがわかります。

加熱が終わったら火傷に注意しながら、ラップとキッチンペーパーはすぐに外し、できれば別の容器に移しておくとよいでしょう。
そのまま放置してしまうと、余熱で加熱が進み食感や色が悪くなる原因となります。

ひと工夫でレンジ蒸しを上手に仕上げよう

野菜をレンジで加熱することは、お湯を沸かす手間を省いたり、加熱時間を短縮したりす目的がほとんど。

手軽に調理したいと思ってレンジを活用したのに、失敗してしまうと料理のモチベーションが下がりますよね。

ひと工夫しておけば、レンジ調理でも上手に仕上がり、もっと便利になるでしょう。

今日からぜひ取り入れてくださいね。


◇記事を書いたのは・・・小島香住(こじまかすみ) 野菜ソムリエプロ/管理栄養士
【野菜はもっと簡単にずっとおいしくなる】〜ちょっと知っているだけで野菜果物はおいしく楽しめる〜
食品メーカーでの営業・商品企画開発・メニュー開発などに従事したのち独立。法人向けのレシピ開発を行うほか、WEBサイトやSNSで野菜・果物の情報を発信。セミナー講師としても活動している。3歳男の子のママ。

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