「片づけなさい」は逆効果!? 子どもの片づけ3つのポイント
こんにちは。大阪の豊能町という小さな町に小さな平屋を建て、家族4人とわんこで暮らしています。整理収納アドバイザーの東好美です。
おもちゃの海になったリビングを見て「片づけなさい!」と言っていませんか? 実はこの「片づけなさい」は上手に使わないと逆効果になってしまうんです。
ポイント1 そもそも「片づける」ってどういうこと?
家庭内で「片づけなさい」と言ったことがない方いますか? もしかすると多くの方がほぼ毎日のように口にしているのではないでしょうか。
では、【片づける】とはどういうことでしょうか。ごちゃついたおもちゃを端に寄せること? おもちゃ部屋に運ぶこと? それとも見えないように布をかけてしまうこと?
正解はどれもちがいます。【片づける】とは【元に戻すこと】です。幼稚園でのお片づけの時間を思い浮かべてください。園児たちはおもちゃを元の場所に戻していますよね。
どこに戻すか分からなければ何度「片づけなさい」と言われてもこどもだけで片づけることは出来ません。ぜひ親子で、大好きなおもちゃたちのおうちや住所を決めてあげましょう。そして、「このおもちゃはここに戻そうね」など具体的に伝えましょう!
ポイント2 いきなり言うより工夫して伝えよう
「片づけなさいって何回言ったら分かるの?」夢中になるほど、お母さんの言葉が耳に入らないのが子ども達。背後からや離れた場所ならなおさら耳に入っていても伝わりません。
そんな時には、子どもの視界に入った状態で「何時になったらごはんだからお片づけしようね」などと予告しましょう。タイマーを使って残り時間が分かるようにするのもオススメ。次の行動や具体的な目安を告げることで、うんと伝わりやすくなります。
ポイント3 毎日100点を目指さない
SNSで素敵なおうちの写真を見ていると、毎日美しくリセットすることが目標になってきませんか。毎日リセットすることは素晴らしい習慣ですが、大人でも今日は疲れたから片づけはまた明日にして寝ちゃおうかなという日もありますよね。子どもだって、日中の活動や習い事でクタクタの日も、友だちとケンカして元気がない日もあります。
毎日100点満点の片づけは中々難しいもの。今日は疲れているみたいだから、これだけ出来たらOK! 時にはゆるやかなお片づけにしてみるのもポイントのひとつです。
「片づけなさい」のその前に
ついつい言ってしまう「片づけなさい」の一言。うちの子は片づけが苦手だからと決めないで、片づけのゴールとなるおもちゃの住所や、伝え方、ゆるやかなルールをぜひ見直してみてくださいね。
この記事を書いたのは・・・東好美
小さな平屋暮らしの整理収納アドバイザー。おうちが小さくても、子どもがいても出来る! ゆるくてラクな収納や、暮らしを楽しむアイデアについてお届けしています。