これだけはやっちゃダメ!片付け上手な子の親がやらない3つのコト

2021/06/20
  • 大好きなおうちで家族と快適に過ごす方法を日々模索する整理収納アドバイザー。小学5年生と1年生の母。 もっと見る>>

2児の小学生の母で整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのたけうちゆうこです。

子供と一緒にいると家がすぐに散らかる、片付けたそばからおもちゃを引っ張り出して全然片付かない、自分ばっかり片付けて疲れる。子育て中にはあるあるのお悩みではないでしょうか。
我が家には小学校5年生の娘と1年生の息子がいます。娘はわりとざっくりおおざっぱ、息子はきっちりした性格。同じように育てていますが、全然違う性格の2人です。子供たちはお片付けの大切さを感じ、少しずつですが自分でお片付けができるようになってきています。
そんな我が家で、わたしが常日頃やらないように心がけている3つのコトを今回はご紹介します。

1、片付けなさい!と命令すること

家が子供のモノで散らかっているとついイライラして「片付けなさい!」とどなってしまいたくなることもありますよね。
子供にどなってしまう前に部屋を見回してみましょう。
子供が片付けやすい環境は整っていますか?モノの住所が決まっていますか?子供にとって戻しやすい収納方法ですか?子供が管理できるだけの量ですか?
小学生ぐらいまでは片付く仕組みをまず親が子供と一緒に整えることが大切です。それでも片付かない場合は改善点はないか子供の様子を観察してみましょう。

片付けなさい!と命令することで、子供は片付けを嫌なモノととらえてしまうことになります。片づけないとママが怒るからやる、そんな動機付けでは片付けを好きにはなれません。
重要なのは片付いた状態が気持ちいい、快適だということを子供自身が肌で感じることです。

2、片付けないと捨てちゃうよ!と脅すこと

こちらも部屋が散らかった状態だと、つい言ってしまいがちな言葉ではないでしょうか。
子供の大切なモノを捨てると脅して、ゴミ箱にぽいっとしてもなんの解決にもなりません。初めは「捨てないで!」と泣きわめいていた子供もいつかは、「ママはどうせ捨てないし」「別に捨てられてもいいし」なんて態度にも出ることになるかもしれません。
この場合も子供がなぜ片付けられないのか、なぜ片付けないのか、その原因を探ることが第一です。収納スペースや管理するモノの量を見極めることも大切ですが、子供自身の体調や気持ちに片付けられない原因が隠れていることも。学校から帰ったばかりで疲れている、他にやらなきゃいけないこともあって後でやろうと思っている場合もあります。
「捨てちゃうよ!」と言いたくなる気持ちをこらえて、「○○が終わったら片付けようね」「寝る前には元に戻そうね」「ママはこっちやるから〇ちゃんはこれをお願い」などと声のかけ方を工夫してみましょう。

3、イライラしながら子供の片付けを代わりにやること

イライラしながら子供の荷物を片付けるのはまずやめましょう。
子供が忘れ物をしたり、モノをなくしたりして困るとかわいそうだから代わりについやってしまうというお母さんもいるかもしれません。しかし、子供は忘れ物やモノをなくすという経験も時には必要です。散らかった状態では、大事なモノが見つからない、探し物に時間がかかって大変。自分にとってのデメリットを感じることで、お片付けの大切さを自分で理解できるからです。
子供の代わりに片付けるのではなく、まずは子供が片付けやすい環境を作りましょう。モノの量を減らしたり、使用頻度に応じて収納場所を変えるだけで片付けやすい環境を整えることは可能です。

最後に

お片付けのできる子に育つために最も大切なコトは「片付けを嫌にならない」ということです。親が片付けを面倒、大変、あとまわしにしたい、と思っていたら子供も同じように思うでしょう。
親が「片付けは毎日を快適に過ごすための習慣」として認識し、片付けのハードルを下げることができれば、子供の片付けに対するイメージも悪くはなりません。
まずは自分から、気軽にそして楽しくお片付けに取り組んでみてはいかがでしょうか。

◆この記事を書いたのは…たけうちゆうこ
整理収納アドバイザーで小5娘と小1息子の母。
ズボラでめんどくさがりでも、大好きなおうちで大好きな家族と快適にここちよく暮らせる方法を模索中。

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