ストレス無く快適に過ごすための整理収納

整理収納で得られる快適さ、そしてできていない時に起こるストレスがあります。
快適さとストレスについて考えてみました。

例えば快適なリビング

何のために整理収納をするのか、目的を意識することは重要です。
そして、その目的は多くの場合「快適に過ごすため」です。
「快適」という言葉だけではざっくりし過ぎているので、快適と思える状態を具体的に思い描きます。

例えば「リビングに物が置きっぱなしになっていない、キレイに片付いている状態であれば快適そうだ」と考えたとします。
であれば、それに向けた整理収納を行います。
すると、リビングが綺麗になって気持ちがいいとか、物が戻しやすい状態とか、思い描いた快適を手に入れることができます。

ストレスの状態は多様

トルストイの「アンナ・カレーニナ」の小説に、
“幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである”
というくだりがあります。
この言葉は、快適な空間にも応用できると思います。
リビングが快適な状態は、散らかっていないとか、探し物がないとか、ある程度パターンが決まっていて似かよっています。
しかし、ストレスは実に多種多様。

・探す時に費やす、時間に対するストレス
・散らかっていることで起こる、ザワザワした気持ちのストレス
・物が元に戻っていないことで、常に家族から「アレどこ？」と聞かれるストレス
・お客さんが来ることになって慌てるストレス
・物を把握していないことで、同じ物を買ってしまうお金のストレス
・掃除がしにくいストレス

“嫌だなぁ”と思う項目がたくさんあります。
さらに、これらのストレスはさらに新たなストレスを生み出す元になってしまいます。

・時間に追われてミスを起こしてしまう
・自分に余裕がなくなってしまい、穏やかな気持ちでいられなくなってしまう
・無駄に子どもを叱ってしまったり、夫婦喧嘩を起こしてしまう
・ストレス発散のために散財してしまう

など、さらなるネガティブな状態が展開されてしまいます。

ストレスを知り、断ち切る

こうしたネガティブ要素に着目して、ストレスからくる負のループを断ち切ることも大切です。
よく「ご機嫌で過ごす」とか「自分の機嫌は自分で取る」などと言われております。
自分にとって、何がストレスなのかを知ることが大切です。

私の場合は、出かける前に家の中が片付いていないことが非常にストレスと感じてしまいます。
気持ち良く外出するために、出かける時刻までに台所を片付けるとか、散らかっている物を元に戻すなどを完了させます。
出かける前、自分にとって満足できる状態になっていれば、ストレスを感じなくて済みます。

他に、生活雑貨が揃っていないのもザワザワの原因になってしまいます。
タオルは全て同じもの、カトラリーも同じ種類、ハンガーも統一じゃないと気持ちが悪いのです。
気持ち悪くならないための解決策として、買い替えの時は総入れ替えするのが一番自分に合っていると結論を出しました。

人によって感じるストレスはそれぞれです。
自分は何にザワザワしてストレスを感じるかを知り、それを徹底的に排除していきます。

ストレスを消していくことに面白さを見出す

ストレスと向き合うことそのものがストレスと感じる場合もあるかもしれません。
ただ、そのストレスと感じる事柄が無くなれば、確実に快適に近づいていくことができます。
そこの面白さを感じることができればしめたものだと思います。

例えば、私は家の中のカーテンが揃っていないことにもストレスを感じていました。
理想の色や素材のカーテンを探して、インターネットでこれだと思う商品を見つけました。
しかし、一度に全部注文して取り替えたとして、届いた物が思っていたものと違ったら目も当てられません。
また、一度に全部だと費用も相当かかってしまいます。
なので、何回かに分けて注文し、段階的に揃えていきました。
少しずつ進めていくことに、ゲームをクリアしてレベルが上がっていくような面白さを感じ、全部取り替え終えた後は非常に達成感を感じたことを覚えております。

面白さを感じるポイントも、これもまた人それぞれですが、遊ぶような感覚で面白いとか楽しいと思えるのが一番です。