【フリマサイト出品編】まとめてやろうとする・いい人になろうとするとどんどん面倒になる
「掃除」「片付け」「フリマサイトに出品」
今度やろう、時間ができたらやろう・・と思いながら、ついつい先延ばしにしやすいタスクの代表例です。
先延ばしになっている原因のひとつに「まとめてやろう」があります。
掃除と片付けとフリマサイトのうち、今回はフリマサイト出品について述べます。
「これ売れるかも」
整理を行うと「これ売れるかも」という物が出てきます。
捨てるのはもったいないとか、誰かが使ってくれるなら手放してもいい。
あるいは、買った時の値段を思い出し、いくらで売れればモトを取れた気持ちになれるかなど計算を行ったりもします。
売る方法は、メルカリなどのフリマサイトに出品する、リサイクルショップに持ち込む(または宅配で送る)方法があります。
無料の引き取りでも良いなら、ジモティーなどのコミュニティサイトや寄付、資源回収などもあります。
一番値段のつく手放し方はフリマサイト出品ですが、他にも方法はたくさんあるので、どれが適しているか比べましょう。
一度にたくさんやろうとすると膨大なタスク・心の負担となる
出品のハードルが上がるのは、たくさんの数を一気に出品しようとするからです。
・サイズアウトした子ども服を出してこよう
・撮影しよう
・商品説明を書こう
・価格や発送方法を決めよう
・梱包資材を揃えよう
数が多いと、各タスクをその数だけ行うことになります。動かす回数も増えます。出してくるだけでもひと仕事です。
場所も時間も多く使います。結果「大変」「めんどう」と思ってしまうのです。
さらに100個不要品が出てきたとして、それを1日でまとめて出品するのはよほど慣れている人でないと無理です。
人によると思いますが、10個も出品すれば気力が尽きてしまうのではないでしょうか?
家の中から不要品は次から次へと出てきても、それを全部フリマサイト出品で一気に処理するのは基本的に不可能と考えておいて間違いないです。
いつか売ろうと思う出品予備軍がわんさか溜まっていき、家はなかなかすっきりしません。
「片付け」「出品」「進まずモヤモヤ」がセットで心の負担として植え付けられてしまいますね。
ひとつだけ、ラクな方法で出品する
アカウントを持っているなら、1個出品する際、時間をかけずに行えば10分もかからずにできます。
というか何十分もかけるから嫌になるのです。
出品したいものを1個だけ出してくる
1個だけならパッと出せます。場所もそれほど必要としません。
何個もまとめてやるとするから、運ぶ手間、出すスペースが余計に必要となってくるのです。
撮影する
メルカリの画像は20枚まで掲載できるようになりました。
しかし、必ず20枚載せなければならないということではありません。
数枚を数分で撮ってまずは出品し、あとで足したければ編集して追加すればよいです。
説明文を入力する
商品説明も長々と入力せずに、素材やサイズ、難点など最低限の記載だけでじゅうぶんです。
質問がきたら追記するくらいのアバウト感でも売れる時は売れます。
また、人の行動パターンとして、出品した商品は何回もチェックするようになります。
その時に編集画面で商品説明を追記すればいいです。最初と全く違うことを追記するのはウソになりますが、より詳しく説明を付け加えるのは問題ありません。
なお、メルカリには「かんたん出品」という出品方法ができたようです。
商品説明文の枠はないようで、ますます気軽に出品できるようになったみたいです。
価格決定
自分の売りたい金額で出品すればいいの悩む必要はないです。
よく、値下げ交渉を想定して、最初は価格を何%高くして・・などのノウハウがありますが、あれこれ考えるから余計めんどうくさくなります。
値下げ交渉が来た時のやり取りに気を遣うのがめんどうと言う方が一定数いらっしゃいますが、値下げをしない前提で出品すればやり取りに脳みそのメモリも使わずに済みます。
手放すことが目的であるなら、人気者にならなくてもいいですよね?購入者の都合に合わせすぎる必要もないです。
発送方法決定
最初はどの発送方法が最適かわからないかもしれませんが、フリマサイトのガイドラインに掲載されています。
1分あれば確認できるので、悩んだり時間をかける場面ではありません。
梱包資材
宅急便コンパクトなど専用の箱以外は、紙袋やダンボールなどのリサイクル資材で問題ありません。
汚れていなければよしとして、わざわざ購入する必要はないです。お金と時間の無駄です。
また、先に用意しなくても売れてからで十分間に合います。
お礼カードを同封する出品者も多いですが、めんどくささを少しでも軽減したいなら同封するのはやめます。
とにかくラクな方法で
要は「不要な物を自分のペースで処分する」ことです。
変に儲けようと色気を出したり、購入者に親切にし過ぎるからめんどうくさくなるのです。
評価を気にする人も多いですが、よほどおかしなことをしない限り悪い評価はされませんし、たとえ1個くらい悪いがあっても気にしない人が大半です。
とにかくラクな方法で出品して「売れたらラッキー」くらいの心構えでいます。
そして、自分がどのくらいのペースで出品していけるのかを知り、抱えている売りたい物の量とのバランスを取ります。
「〇月〇日まで出品で捌ききれない量は別の方法で手放す」など期限を決めて、家から出すようにしましょう。
まとめ
フリマサイト出品を先延ばしにしてなかなか取り掛かれない人におすすめ
・膨大な不要品をまとめて出品するのは難しいと心得る
・まずは1個だけ、ラクな方法で出品する
・出品の細かいタスクに手間と時間をかけない
・出品の目的は不要品処分、儲けようと思わない・購入者の都合に合わせすぎない
・量が多くて出品で処理しきれない場合は、期限を設けて別の方法で手放す
先延ばしにしがちな3つの項目「掃除」「片付け」「フリマサイト出品」を3回に渡って述べました。
これらを行う目的は、家の中を快適するための手段です。
いつの間にか手段が目的なってしまわない心がけも大切です。
この記事を書いたのは・・
渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。