習慣

片付けを習慣にするための5つのポイント

2024/06/03
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

前回の記事で、片付けはノウハウやテクニックも大切だけど、それ以上に習慣にすることが大切と述べました。
習慣にするためのポイントをもう少し深掘りして5つにまとめてみました。

1.小さなことから始める

下駄箱

一気にたくさんのことを習慣にするのは難しいです。まずは、5分、いえ、1分でもいいです。すぐにできる片付けから始めます。
無理なく継続できることを確実に取り入れていきます。
「テーブルの上を何もない状態にする」「靴を下駄箱にしまう」「脱ぎ捨ててある服を戻す」など、目の前にある物を動かします。

2.行うことを具体的にする

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「部屋をきれいにする」だと、とても抽象的です。どういう状態がきれいなのかもはっきりしません。具体的な言葉にしてそれを目標にします。
例えば、「毎日寝る前にテーブルの上を何もない状態にする」というような、光景がはっきりわかる具体的な目標です。
テーブルの上を何もない状態にするのだから、テーブルの上にあるものは全て然るべき場所に戻すのだと、何をどうするのかがはっきりわかります。
それができた時は非常に達成感を得ることができます。達成感を味わうと継続のモチベーションに繋がります。

3.日課に取り込めるようにする

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片付けを日常のルーティーンに組み込むことも重要です。何かのついでにできるようにするのがおすすめです。
例えば、朝起きたらベッドを整える、帰宅したらすぐにバッグを定位置に戻すといった具合です。
生活の流れに取り込むことで、ムリなく自然に身に付くようになります。やることが動線上にあるようにするのもポイントです。

4.片付けのルールを作る

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自分なりのルールを作ります。例えば「寝る前と出かける前、必ずテーブルの上は何もない状態にする」「玄関に出しておいていい靴は1足まで」といった決め事です。どこがどんな風になっているか?を明確にしたルールです。
そのルールを守ることで、片付いた状態が「当たり前」になっていきます。

5.振り返ってみる

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片付けができているかどうかを定期的に振り返って確認することも大切です。手帳を使っているのなら、できた日には可愛いシールを貼るのもおすすめです。
あまりできていない、あるいはまったくできていないのなら、目標やルールに無理があるのかもしれません。

まとめ

片付けを習慣にする5つのポイントを述べました。
1.小さなことから始める
2.行うことを具体的にする
3.日課に取り込めるようにする
4.片付けのルールを作る
5.振り返ってみる
これらのポイントを実践することで、片付けが自然と習慣化され、多くのメリットを得ることができるようになります。

この記事を書いたのは・・

渡部夏代(わたなべなつよ)
整理収納アドバイザー2級認定講師、企業内整理収納マネージャー講座認定講師、ファイリングアドバイザー認定講師。
小さなころから好きだった片付けが仕事になりました。
ご家庭の整理収納サービスの他、オフィスや店舗、倉庫などの5S活動も行っております。

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