季節の変わり目はアウターの見直し クリーニングに出す前に

2021/03/26
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

クリーニングに出す前に確認!

春になって、北海道も冬のコートの出番がなくなる時期になりました。
衣替えも兼ねてアウターの整理をしている方も多いと思います。
冬を終えた厚手のコートはもう着ないのでクリーニングに出します。
出す前にちょっと確認をおすすめします。

傷んでいないか?

生地が擦れてしまったりケバだってしまったものは処分どきです。
衣類は自分の体に非常に近いモノです。
自分を表すモノにもなるので、状態の悪いモノは自分を下げてしまいます。
身に着けるのはやめましょう。

年数はどれくらい経過しているか?

衣類の新しい・古いの感覚は人それぞれですが、長く経過しているモノは検討の対象です。
10年近く経過している衣類があれば、「処分を前提」として考えます。
それでも処分したくないと思うなら、その理由を明確にすると良いです。
「年数が経過しているけど、着心地が良い」であれば、「引き続き着用して、傷んだら代替品を購入して入れ替えする」
「年数が経過していて、もうあまり着ない」であれば、「それがなくても過ごせるのなら処分する」
処分することが重要なのではなく、自分のその衣類に対しての立ち位置を知ることが大切です。

今シーズン着たか?

今シーズン一度も袖を通さなかったのであれば、着なかった理由を考えてみます。
あまり好きじゃないから着なかったのであれば、次シーズンも着ない可能性が大きいです。
コロナなどの理由で今年は外出がなかったので着なかったということであれば、様子を見ます。

せっかくクリーニングに出しても次着なければムダに

クリーニングに出すとなるとお金もかかるし手間もかかります。
それにも関わらず、次シーズンも結局着ないのであればお金も時間も保管スペースもムダになってしまいます。
売る・あげる・寄付・廃棄、手放す時はいろいろな方法があるので、不要な服は家には置かないことをおすすめします。

売る

季節落ちなので多少は売れにくいかもしれませんが、保管しておくスペースを考えると売りきってしまうほうが早くすっきりできます。
クリーニングにわざわざ出さなくても良いです。
フリマサイトで売る場合は、クリーニングは購入した人に自分で出してもらって、その分値段を下げるほうが売れやすいです。
リサイクルショップの場合は、オフシーズンの衣類を買取りするか事前に確認しておくと良いかもしれません。
ポイントは「自分だったらこのアウターをお金を出して買うか?」ということです。
自らが「お金を出して買おう」という気持ちにならないモノは他の人も同じと考えておきます。

あげる

自分がもらったら嬉しいか?を基準に考えます。
シミや汚れのあるものはやめたほうが良いと思います。
自分にとっては愛着のある品でも、相手にとっては単なる中古品です。
おせっかいにならないように気をつけましょう。

寄付

自治体やアパレル系のお店で回収しているところがありますので活用するのも良いです。
中古衣類として海外に輸出されたり、フェルトやウエスなどの原材料にリサイクルされたりします。

捨てる

どれも当てはまらない場合はゴミとして処分します。
不要な衣類はとにかく「家から出す」ことが大切です。
環境省のウェブサイトを拝見すると、「家庭から不要になった衣類の55%は自宅に眠らせたまま」とありました。
不要な衣類のうち、実際手放しているのは半部以下ということです。
使っていない衣類に埋もれて暮らしていても良いことはあまりありません。

この記事を書いたのは・・

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

計算中