【片付け疲れ】片付けをややこしくしていませんか?やることは1つ

2021/06/24
  • 整理収納アドバイザー。ご家庭と企業の整理収納と資格講座の認定講師をしております。書類整理も得意です。もっと見る>>

こんにちは。
札幌に住む整理収納アドバイザー渡部夏代です。
やりたくなる片づけ。
毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えております。

家の中を整えたいと思う気持ちが強すぎて複雑になってしまっている

おしゃれなリビングにするために〇〇は捨てて、△△な収納にして、□□で使う・・
決めごとを作り過ぎて窮屈になってしまっていませんか?
快適に過ごすために整えようとしているはずが、それがかえってストレスで不快になってしまっている。
そんな「片付け疲れ」に陥ってしまった時のおすすめ解決策です。

一択:捨てる

「片付けたい」「整えたい」と強く思いながら「でもうまくできない」「でも進まない」「でも」「でも」と考えている。
だったら何も考えずにモノを捨てるのが一番手っ取り早いです。元も子もない話かもしれませんが。
世の中にあるほとんどの「モノ」はもう一度手に入れられる場合が多いです。
捨ててしまったら死ぬほど困るモノはそうそうないし、そもそも死ぬほど困るモノは悩む対象ではなく、きちんと保管されているはずです。

あれやこれやとモノが多いと管理しきれなくなり部屋が乱れます。
モノが多くてもしっかり管理できる人もいればそうでない人もいます。
これは良し悪しではなくて、その人の特性です。タイプにあった管理方法を選んでいけば良いのです。

「そうは言ってもなかなかね」「でも、それができないから悩んでいるのよ」とあれこれできない言い訳を並べてややこしくしてしまっています。
ややこしいのはモノではなく、自分の気持ち。さっさとケリをつけたいなら捨てるのが一番かんたんです。

モノが減れば自然と整う

モノが多いからごちゃつきます。モノが多いから探さないと見つからなくなります。
片付けが苦手、うまくできない、でもできるようになりたいと思うなら、まずはリセットです。モノを捨てて最小の数からやり直します。

「何冊もある未使用のノート」「使う予定のない粗品のタオル」「似たような色や形の服」「時間ができたら編み物しようと思っている毛糸」「いつか使うかもしれない化粧水の試供品」「何かに使えるかもしれない箱・ビン・缶」「誰かにあげようと思っているおさがりの服」「余っている収納用品」

これらは迷わずに捨てて良いモノです。まだまだあります。
他にも2つあるモノは1個あればじゅうぶんです。ストックも一旦リセットします。
自分の服とか化粧品とか、ジャンルを決めて一ヶ所ずつ捨てていきます。

部屋を整えたいのにうまくいかないのは、モノの管理ができていないからです。
管路できない状態で収納道具や便利用品を増やしても悪化することが多いです。
モノの数が少なければ乱れにくくなります。

片付けに対する本気度は?

厳しい言い方になりますが、「でも・・」「そうは言っても・・」と言っているうちは、まだ本気じゃないのだと思います。
「捨てられないのよね」と笑顔で話題にしているうちは、全然捨てる気はなくて、捨てられなくてもそんなに困っていない、あるいは困っているその状態が実は気に入っているように感じます。

捨てることで心をえぐられるような痛みを味わうとわかってくることがある

捨てるという行動には痛みを伴う場合があります。
間違って捨ててしまった後悔とは違います。他人に勝手に捨てられてしまった恨みでもありません。
捨てると決めて捨てたという能動的な行為です。その時に味わう苦しさです。
この痛みを味わったことがある方はよくご存じだと思います。
そうするとモノとの向き合い方が変わってきます。
「今度からは捨てずに済むようによく考えてから買おう」という教訓的な感覚ではありません。
モノを通して自分の内面を知るという表現が近いような気がします。
痛みを味わうことを奨励するわけではありませんが、モヤモヤを解決する荒療治にはなります。

まとめ

片付けたいのにうまくいかないなら何も考えずに捨てる、リセットして最小の状態から始めます。

この記事を書いたのは・・

札幌 整理収納アドバイザー渡部夏代

子どもの頃から片づけが好きでした。
自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。
大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

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