「家族のためにも、自分のためにも。衣類から始める“こんまり流片づけ”」

2025/06/13
  • お悩みに寄り添ったお片づけが得意なこんまり®︎流片づけコンサルタント。4歳10歳の男の子のママ。もっと見る>>

こんまり(R)流片づけコンサルタントでサンキュ!STYLEライターのいしかわひとみです。

築年数の経った集合住宅で、2人の男の子を育てながら、家族それぞれがときめきを感じられる暮らしを目指しています。「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片付けや日々の暮らしについて発信しています。
今回は片付けで1番最初に片付ける『衣類の片付け方』についてお伝えします。

「服がたくさんあるのに、着たい服が見つからない」

クローゼットがいっぱいなのに、着る服がない。
朝、バタバタしながら「これじゃない…」とため息をつく。
家族のことに追われ、自分の服の片付けは後回し。
そんな毎日を送っていませんか?
何かと“自分のこと”を後回しにしがちな毎日。
ですが、自分の服を見直すことが、実は暮らし全体の見直しにつながります。

衣類から始める理由 〜なぜ“服”なのか?〜

こんまりメソッドでは、片付けの順番が決まっています。
衣類→本類→書類→小物→思い出品の順番に片付けていきます。
1番最初に片付けるカテゴリは「衣類」です。


理由はとてもシンプルです。

・判断しやすくて、ときめき感覚がつかみやすいから
・成果がすぐ見えるので、達成感が得られるから
・朝の支度がスムーズになり、1日の始まりが変わるから

まずは“自分の服だけ”に向き合うことで、片付けのリズムやときめきの感覚がつかめます。
家族の物には手をつけなくて大丈夫です
まずは自分の洋服から片付けて、自分のときめきを明確にしていきましょう!
自分のときめきが明確になると、家族のときめきも大切にできるようになります。

“ときめき”で選ぶ、衣類片付け5ステップ

ステップ①|家中の自分の服を一箇所に集める
タンス、クローゼット、洗面所などにおいているパジャマなどすべての「自分の衣類」を一箇所に集めましょう。
「こんなに持ってたんだ!」と気づくだけでも、大きな一歩です。

ステップ②|1枚ずつ手に取り、“ときめくか”を感じる
判断の基準は「まだ着るか」「高かったか」ではなく、その服を着たときに心がときめくかどうか。
安心する。暖かくしてくれる。などもときめきの一つです。
着心地がよく、自分らしくいられる服は、自然と笑顔を引き出してくれます。

ステップ③|“残す服”を選ぶ(捨てるではなく、選ぶ)
こんまりメソッドでは、捨てるものを探すのではなく、“残す”ものを選びます。
不要になった服には「今までありがとう」と声をかけてお別れしましょう。

ステップ④|カテゴリー別に整える
トップス、ボトムス、下着、靴下など、種類ごとに分けて収納します。
つるんとした長方形の形でたたみ、「立てる収納」にすると、ひと目で選びやすくなります。色味を揃えて収納すると、引き出しを開けるたびに、嬉しくなります。

ステップ⑤|家族に波及することも
片付けを通じてご自身が気持ちよく過ごしていると、自然と家族も「ちょっと片付けてみようかな?」と感じ始めることも。

実際片付けレッスンの現場では、ご家族に波及してパートナーが片付けを始めたり、子どもが片付けを始めるのを何度も目にしています。

片付けた先にある、“わたしの時間”

実際に衣類から片付けを始めた方の声をご紹介します:
「朝の支度が5分で終わるようになって、余裕ができました」
「“あの服どこ?”と探さなくなり、毎朝の探す時間がなくなり、イライラが減った気がします」
「服を減らしたのに、逆にオシャレが楽しくなりました」
片付けは、ただ“モノを減らすこと”ではなく、本当に大切なモノと暮らすための選択です。
そしてそれは、自分自身を大切にする時間でもあります。

今日できる、小さな一歩

「そんなに時間はとれない」という方も、大丈夫。
たとえば、今日できることは…

・靴下だけを全部出して“ときめくもの”を選んでみる
・明日着たい服を“ときめき”で選んでみる
・お気に入りの一着に「いつもありがとう」と声をかける

どれも5分もかからない小さな一歩です。
でも、その一歩が、暮らしを変えるきっかけになります。

まずは自分のときめきを見つけることが大切

「家族のために」と思って、つい自分のことは後回しにしてきた。
でも、自分の衣類と丁寧に向き合うことで、心の中にも“ときめき”が生まれます。
まずは、あなたの“ときめく服”から始めてみませんか?

■この記事を書いたのは・・・
こんまり(R)流片づけコンサルタントのいしかわひとみ
「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片づけや日々の暮らしについて発信しいています。
片づけの疑問や、片づけのモヤモヤを少しでも解消してもらえたら嬉しいです。

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