“積ん読の山”を卒業!こんまり流・本の片づけで自分と向き合う時間を

2025/06/14
  • お悩みに寄り添ったお片づけが得意なこんまり®︎流片づけコンサルタント。4歳10歳の男の子のママ。もっと見る>>

こんまり(R)流片づけコンサルタントでサンキュ!STYLEライターのいしかわひとみです。

築年数の経った集合住宅で、2人の男の子を育てながら、家族それぞれがときめきを感じられる暮らしを目指しています。「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片付けや日々の暮らしについて発信しています。

本棚の中や、ベッド脇の床に、いつか読むつもりだった本が積まれていませんか?
「また読むかも」「高かったしもったいない」「いつか読むつもりで…」
そんな気持ちで、本がどんどん増えてしまうのは、多くの人が抱える“本あるある”です。
でも実は、本棚の片付けは、自分の“今”と向き合うチャンスでもあります。
こんまりメソッドで、本を一冊一冊ていねいに見つめていくと、持ち物だけでなく、気持ちまですっきりしていくのを感じられるのです。
今回は、「本の片付け、やってみようかな」と思える、やさしい一歩をご紹介します。

本の片付けは“情報”ではなく“感情”から

「この本、内容がよかった気がする」
「また読むかもしれない」

そう思って残している本、ありませんか?
こんまりメソッドでは、本も“ときめき”で選びます。
“読むべきかどうか”ではなく、“持っていてときめくか”で、今の自分にとって必要な本を選んでいきます。
内容は素晴らしかったけど、いまの自分にはもう役目を終えた本。
読まずに何年も置いていた“未来の私”への期待の本。
そんな本たちを、「今までありがとう」と感謝して、手放していくことで、本棚も心も、スッと軽くなります。

ステップ1:すべての本を一度、集める

片付けの第一歩は「すべての本を一か所に集めること」。
本棚、リビング、寝室、カバンの中……家じゅうの本を一度に集めて、山にしてみましょう。
その山のボリュームに、驚くかもしれません。
でも、だからこそ「自分はこれだけの本を持っていたんだ」と、現実を受け止めることができます。

ステップ2:一冊ずつ、手に取ってみる

集めた本を、一冊ずつ手に取って、“ときめくか”を感じてみましょう。
ときめくとは、「なんだかうれしい」「好き」「触れていたい」と感じること。
感情で選ぶことで、本との距離感が変わります。
義務感で持っていた本、誰かに見せたい自分のための本など、「ときめき」のフィルターを通すと、本当に必要なものが見えてきます。

ステップ3:手放す本には「ありがとう」を

ときめかなかった本には、ぜひ「ありがとう」を伝えてみましょう。
「この本に出会ったから、こんな知識が得られた」「買ったときはワクワクした」など、どんな形でもOKです。
感謝して手放すことで、後ろめたさがなくなり、すがすがしい気持ちで片付けを進めることができます。

ステップ4:残した本は、“見せたい景色”に整える

残した本は、“ときめくライブラリー”になるように整えてみましょう。
例えば
・ジャンルごとに並べてお気に入りを目立たせる
・シリーズものは巻数を順番に揃える
・右側に背の高い本を並べて「右肩上がり」の本棚にする

見た目にときめく本棚は、「読みたい」気持ちを後押ししてくれます。

本棚を片付けると、“今の自分”が見えてくる

本の片付けを終えたとき、ふとこんなことを感じるかもしれません。
「昔の自分が選んだ本よりも、今の自分に合う本と出会いたい」
「今、何を学びたいかが見えてきた」
「空間も時間も、もっと大切にしたくなった」
こんまりメソッドの片付けは、ただの整理整頓ではなく、“自分との対話”です。
本と向き合うことで、ご自身の「今」を見つめる時間になります。

まずは1冊、手に取ってみませんか?

すべてを一気に片付けなくても大丈夫。
まずは、いちばん上に積まれた本を、1冊だけ手に取ってみてください。
「これは、今の私にとって、ときめく?」
そう問いかけることが、本の片付けの第一歩です。
そしてその一歩が、きっと暮らしも心も、軽やかにしてくれます。

■この記事を書いたのは・・・
こんまり(R)流片づけコンサルタントのいしかわひとみ
「ときめく暮らし」をテーマに、こんまりメソッドでの片づけや日々の暮らしについて発信しいています。
片づけの疑問や、片づけのモヤモヤを少しでも解消してもらえたら嬉しいです。

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