【記憶に残る】イチロー選手の引退会見からみる心に響いた言葉とマインド
皆さんこんにちは。
サンキュ!STYLEライターのここぽちです。
突然ですが、皆さんは日々の生活で何を1番大切にされていますか?
特にコロナ禍の時代になってからよく考えるのですが、私は、この世の中で1番大事なことは地位や名誉、お金、学歴でもなく『徳』だと思っています。徳を積む生き方を学ぶ為に色んな試練が課せられているのではと時々思うことがあります。
世界で活躍している方々、今年では大谷選手はとても大きな希望を与えて下さいました。
MVPを満票で獲得され、偉業はもちろんのことですが、グラウンドに落ちているゴミを拾う姿や、お人柄、そういったマインドや姿勢にも心を動かされた方も多いのではないでしょうか。
私が過去に、野球選手の中でもイチロー選手が引退会見の中で仰られたある言葉にとても心を動かされ強く共感するマインドがあり、辛くなるとよくその言葉を思い出すというものがあります。今の時代へのメッセージになるのではと思い、今日はそれを記事にさせて頂こうと思います。
心に響いた言葉
2019年3月21日。イチロー選手は、この日のゲームを最後に日本で9年、米国で19年目に突入したところで現役生活に終止符を打ち引退することになりました。
イチロー選手の引退会見での記者の方への質問に対する答えの中での言葉が、今でも心に深く焼き付いていて忘れられません。
以下引退会見のそのシーン
──いま思い返して、印象に残っているシーンは。
『今日を除いてですよね。この後、時間がたったら今日が一番真っ先に浮かぶのは間違いないと思います。それを除くとすれば、いろいろな記録に立ち向かってきたんですけど、そういうものは大したことではないというか。
自分にとって、それを目指してやってきたんですけど、いずれそれは僕ら後輩が、先輩達の記録を抜いていくというのはしなくてはいけないことでもあると思うんですけど、そのことにそれほど大きな意味はないというか。そんな風に今日の瞬間を体験すると、すごく小さく見えてしまうんですよね。その点で、たとえば、わかりやすい10年200本続けてきたこととか、MVPをとったとか、オールスターでどうたらというのは、本当に小さな事にすぎないと思います。
今日の舞台に立てたということは、去年の5月以降、ゲームに出られない状況になって。その後にチームと一緒に練習を続けてきたわけですけど、それを最後まで成し遂げられなければ、今日のこの日はなかったと思うんですよね。今まで残してきた記録はいずれ誰か抜いていくとは思うんですけど、去年の5月からシーズン最後の日まで、あの日々はひょっとしたら誰にもできないことかもしれない。ささやかな誇りを生んだ日々であったと思うんですよね。去年の話だから近いということもあるんですけど、どの記録よりも自分の中では、ほんの少しだけ誇りを持てたことかなと思います。』
記憶に残るマインド
素晴らしい記録や数々の偉業よりも、思うようにいかなくなってからの日々を誇りに思う。というその言葉の深さとイチロー選手の徳の高さがとても心に響いて忘れられないものとなっています。
苦しい時は、過去の良かったことや栄光と比較して悲観してしまいがちだと思いますが、苦しい時の心の持ち方や過ごし方こそが誇りだというメッセージは、とても思慮深く素晴らしい心の持ち方だと思いました。またどんな状況でも人知れず積み重ねてこられた努力や芯の強さは私の中で忘れられないマインドとなっています。
人は全てがうまくいくということは絶対になく、いい時もあれば悪い時もあって、だからこそ色々な気づきや有り難さが分かり、様々なことが起こりながらもバランスが調和され進んでいっているのではと思うことがあります。陰陽五行でいうと『陰』と『陽』の関係です。
コロナでたくさん傷つき悲しい思いをした今の時代も、その時の心の持ち方が誇りだと言える時代がいつか必ずやってくると思い、今の時代を少しずつ過ごしていけたらと思います。
▶︎この記事を書いたのは‥
サンキュ!STYLEライターここぽち。
元エステティシャン・アロマセラピスト。
現在は、子育てに奮闘する傍ら、web shopで日々の生活を楽しく過ごすキッチンウェアや雑貨を販売する仕事をしています。