【2人目出産レポ】2人目だからこそ感じられたこと3つ
2児の母となった、サンキュ!STYLEライターのみたこです。
8月末に2人目となる長男を出産しました。長女の出産が比較的スムーズで所要時間も短かったため、「2人目はすぐ産まれそうだね!」と言われ続けて出産の日を迎えましたが、当日は予想だにしていないことが次々に起き、結果的に長女のときよりも長い時間がかかって産まれてきました。
2人目の出産だからこそわかったこと、大変な出産でありながらも、出産後は経産婦で比較的余裕を持てたからこそ感じられたことをまとめてみました。
1. 出産に一般論など通用しない
1つ目は、出産に一般論は通用しないということです。
経産婦の出産の進みは比較的早いと、一般的には言われています。そして私もそれに全く疑いを持たず、むしろ進みが早すぎた場合を考えて、不安を抱いているくらいでした。
ところが実際は、お腹の張りに痛みがなかなか伴ってこなかったり、良い痛みが来ても遠のいてしまったりして、私が想像していたようには進まず、途中スクワットや散歩も挟まなければならないハメに。
やっとの思いで分娩室に入ってからも、破水する気配はなく、イキむこともできず、そのうちに赤ちゃんが苦しいサインを出し始めてしまい、私自身も酸素マスクを付けることになりました。
赤ちゃんが苦しいサインを出すたびに、助産師さんが2人がかりでお腹を押し合い、痛みに強いと自負していた私が大絶叫。今思い返すと本当に顔から火が出そうな思いですが、それどころではありませんでした。
最後の力を振り絞って、というより、痛みと戦い続けて産まれてきた息子の首には、絡みついたへその緒が!それが息子と私を苦しめていた原因でした。
出産の進みはもちろん、最終的には想像もしていなかった姿で最初に息子と対面することになり、経産婦に関する一般論を打ち砕かれた出産となりました。
2. 赤ちゃんを産むときも産んでからも母は命がけ
2つ目は、赤ちゃんを産むときはもちろん、産んでからも母は命がけであるということです。今回私は帝王切開で出産された方と同室になったことで、それをより強く感じました。
前回の出産では帝王切開の方と同室になる経験がなかったため、帝王切開での出産がどのような経緯を辿るのか知ることがなかったのですが、今回同室になって、助産師さんとのやり取りが聞こえてくる中で、経膣分娩と大きく違う産後を辿っていることに正直とても驚きました。
経膣分娩の場合、すぐに通常食を食べることができますし、翌日になればシャワーも浴びられます。出産の際は点滴も行いますが、それも出産が終わればすぐに外すことができます。しかし、帝王切開の場合はそれがすぐに叶わないということを今回初めて知ることとなりました。
経膣分娩だからとか、帝王切開だからとか、出産方法が問題なのではなく、どんな方法で産んだにせよ、自分の体を限界まで痛めて(傷めて)、産んだ後にも様々な痛みや治療、日常とは異なる入院生活に耐えなければなりません。
赤ちゃんを産み終わったらそこで終わるのではなく、産んだ後も母親は命がけで赤ちゃんのために体の回復に努めます。
3. 数えきれないほどたくさんの人に支えられて産まれ祝福される命
3つ目は、1人の出産に数えきれないほどの人が携わり、支えてくれているということです。これは1人目の出産のときには自分のことで精一杯で、考えられなかったことでした。
産科の先生や助産師さん、看護師さんはもちろん、院内で食事を作ってくださる方、部屋やトイレを常に清潔にしてくださっている方など、多くの方々が我々母子を見守り、優しい声掛けをしてくださいました。
そして何より驚いたのは、娘が通う幼稚園の先生が、息子と私宛にお祝いのお手紙を書いてくださったこと。
妊娠中から何かと気にかけてくださっていて、息子が産まれたことは娘から話したのだと思いますが、こんなところにまで案じたりお祝いしてくださったりする方がいるかと思うと、息子も私も本当に幸せで、この出産は自分1人で成し遂げたものではないということを、今回様々な場面で感じました。
今回感じたことを忘れずに子育てに励みたい
4年前に娘の出産を経験していたものの、そのときから自分の考えや視野も広がり、今回の出産もとても貴重な体験となりました。
喉元過ぎれば熱さを忘れる、と言いますが、私は今回の出産のことは生涯忘れることがないと思います。出産が想像以上に壮絶で過酷だったことはもちろん、自分の中で感じた多くのことをしっかり胸に留め、これから始まる2人育児を楽しんでいきたいと考えています。
・記事を書いたのは・・・みたこ
整理収納アドバイザー準1級。
専業主婦、ときどきライター、常に2児のママ。お金をかけないインテリアと文章を書くことが大好きで、2年前に購入した建売住宅をいかに快適な場所に変えていくかを日々研究中。