貯金ってしないとダメなの?学校では教えてくれない、大事な話!
こんにちは。サンキュ!STYLEライターで、社労士&FP2級保有のはらともです。
令和4年度から、高校で、株式・債権・投資信託などの資産形成について家庭科の授業で始まります。どんな内容で進むのか、気になるところではあります。
お金の話って、とても大切なことであるのに、学校では教えてくれませんよね。
それは、貧富の差も一因かとも思うのですが、
電子マネーの普及をはじめ、昨今のお金に関する情報は、
日々変化しており、学校教育では伝えにくいところでもあります。
しかし、私自身が、社労士として、労働相談を受ける中で、
お金の情報、特に『貯金の大事さ』を感じることが多いです。
変わりゆく時代と、変化する情報。
その中で、変わらない『指標となる貯蓄額』についてご紹介します。
【安心のため】1か月働かなくても安心できる金額は?
もし、1か月働かなくても、手元にいくらあれば安心して暮らしていけますか?
お金の使い方は人それぞれなので、「いくら必要か」は人によって違います。
例えば、持ち家か(ローンがあるのか)、賃貸か、独身か、
子どもがいるかでもかなり違ってきます。
事情は、それぞれですが、
とりあえずは、1か月働かなくても大丈夫な金額を考えましょう。
そして、その金額を3か月~半年くらいの期間を決めて、貯蓄してみて下さい。
相談例:病気で、会社を欠勤。傷病手当金を申請。
今月の給与で、社会保険料が引かれマイナスの給与明細をもらった。
傷病手当金がすぐにもらえると思っていたのに、
これでは、社会保険料(厚生年金保険料・健康保険料)も払えない。
どうしたらいいか。
→会社の担当の方に事情を説明し、まずは支払期日を延ばしてもらいましょう。
病気でつらい中にお金の不安を抱えることは、胸が痛みます。
もしも、貯金があったのなら、不安材料を減らすことができます。
傷病手当金の申請は、申請してから入金されるまで、
2~3か月かかってしまいます。
いざというときのために、貯金はした方が安心です。
【安心や、快適、理由は様々】3か月、無職無収入でも生活できる金額は?
例えば、自己都合で退職した場合、
雇用保険から失業等給付をもらえるとしても、
給付制限期間があるため、おおよそ3か月は
失業等給付を受けることができません。
その間、場合によっては、
健康保険料や国民年金保険料、住民税を支払う必要も出てきます。
今の会社を辞めたとしても、お金の不安を感じないために
3か月分の生活費を貯蓄してみましょう。
ブラック企業や、合わない会社にいるのに、
辞めたくても生活費のために辞められないということが減少します。
【支えるモノがある人は貯蓄も増やす】1年間働かなくても生活できる金額は?
働き世代でも、ガンなどの長期の治療を必要とする病気にかかるリスクはあります。
夫が入院し、妻が看護し、子どもは祖父母やシッターさんに預ける場合などは、
収入が減るばかりでなく、治療費や手術代、シッター代など
出費が増えて、家計に大きな負担となります。
健康でいることが一番の貯蓄ですが、
もしものために1年間の生活費を把握することはとても大切です。
最後に
お金の使い方は、人それぞれ自由かと思います。ただ、自分にとっての必要な額を
把握することで、人生で迷ったときに【ゆめを叶える、余白をつくる】力にもなります。
記事を書いたのは・・・・・・はらとも
元銀行員&FP2級で、貯蓄が得意です。面倒くさくて家計簿はつけていませんが、そんな私の貯蓄術も少しずつ紹介していきたいと思います。