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小児矯正のリアルなお金事情!初期費用とメンテナンスの内訳は?効果は?4年間まとめ

2023/12/21

はじめまして。年間100万円貯金する3児の母、丸山希です。
今、我が家の長子である長女は13歳の中学1年生。産まれて歯が生えだしたころから、将来矯正が必要になるよ。と、ことあるごとに言われてきました。
実際、3歳でマウスピースを購入しましたが(約5万円)、こちらは幼さもあり失敗……。小学校に上がるタイミングで本格的な矯正に踏み切ることにしたのです!
今回は、我が家の長女が小学4年間の小児矯正でかかったお金を紹介します。

小児矯正に至った経緯

我が家の長女は、産まれたときから”受け口”と呼ばれる「反対咬合」でした。歯を閉じたとき上あごが前に出て、下あごが奥にくるのが通常の噛み合わせですが、名前の通り上あごと下あごが反対なのが、この受け口の特徴です。
下あごが前に出ていることで、歯並びや姿勢にも影響するのがこのタイプなのだそう。

乳歯の時点では歯並びに問題はありませんが、歯の間が詰まっているので、乳歯より大きな永久歯が入るスペースがありません。3歳の時点で睡眠時にマウスピースを装着し、嚙み合わせだけでも矯正しようと思ったのですが、プラスチックの硬さに泣いて嫌がり断念。

小学校入学のタイミングで矯正をスタートさせました。

矯正スタート時は受け口で永久歯が入るスペースもなし

小児矯正
矯正前6歳時点

歯列矯正スタート時の写真です。この時点では、まだ噛み合わせが反対で、永久歯は前歯のみですが、ガタガタです。
前歯以外の乳歯の隙間もないため、このままだと、今後生え変わっていく過程で、奥歯もガタガタになってしまいます。

可撤式矯正装置とマイオブレースで矯正

我が家が通っていた歯医者では「可撤式矯正装置」と呼ばれる、自分で取り外しができるタイプの矯正器具を使っていました。合わせて「マイオブレース」を使ってトレーニングを行い、正しい口内の使い方を身につけていくという流れです。

最初に、可撤式矯正装置とマイオブレースを購入しなければいけません。どちらも保険適用外なので、全額実費になります。我が家が支払った費用は、30万円です。調べたところによると、20万円~60万円が相場のようなので、少しお得に買えたのかもしれません。

また、歯列矯正は月に1度の通院が必須です。歯並びの変化を見たりトレーニングをしたりして、今後の矯正の進め方を決めます。可撤式矯正装置の微調整もこのときしてもらいます。家で少しずつ装置を広げて上あごを大きくしていく作業もありました。

月に1回の通院も保険適用外で、1回につき3千円かかります。1年間で3万6千円、それを4年間続けるので、通院だけで14万4千円の出費です。ここに、洗浄液など消耗品の定期的な購入、レントゲン撮影などがくわわるので、トータル20万円くらい支払いました。

矯正器具の破損で追加費用が…

悲しむ女性

小児矯正を続けているうちに、器具の金具部分が折れてしまったことがあります。歯医者に電話をし、恐る恐る来院。費用とお直しについて伺ったところ、劣化も原因のひとつなので今回は無料で直してくれるとのことで、ご厚意に甘えさせていただきました。通常は5万円かかるとのことでしたので、お子さんの歯列矯正を検討中のご家庭は、紛失や破損の費用も見積もっておくと良さそうです。

結局、我が家では歯列矯正の費用だけでトータル50万円ほどかかった計算になります。歯列矯正は保険適用外なので、ここに税金がかかってきます。余裕をもって60万円はみておくと安心です。

なお、年齢が上がってからの矯正は、さらに金額が上がる可能性があるので注意してくださいね。

1年だけでも驚きの効果が…!

高いお金がかかる歯列矯正なので、費用だけでなく効果も気になるところですよね。
我が家の長女の場合は、こんな感じです。

小児矯正
歯列矯正前・1年後

左側が歯列矯正前で、右側が約1年後の経過です。たった1年で下の前歯はキレイに並んでおり、受け口も軽減されています。現在は、受け口はキレイに治っているほか、歯並びも悪くありません。

医療費控除が使えるかも!

電卓と女性

さらに、我が家の場合は「反対咬合」による歯列矯正だったので、医療費控除が使えました。子どもの歯列矯正の場合、成長に影響を与える可能性が認められることも珍しくありません。医療費控除では器具代だけでなく、通院費が対象になります。我が家の控除対象は初年度のみで、確定申告により申請しました。

我が家の場合、器具代の30万円と歯列矯正を始めた4月~12月までの治療費2万7千円のほか、他院や家族分の医療費と合算。25万円程度、返ってきました。

医療費控除については、国税庁のページを確認してみてくださいね。

子どもの矯正に悩んでいるなら一度歯医者に相談を

長女の場合、最初から小児矯正を覚悟していたので費用を準備する期間がありました。通っている歯医者がある場合、定期健診で相談してみるのがおすすめです。なお、我が家の年長さんの次女も、先日、小学校に入ったタイミングで歯列矯正スタートを言い渡されました。次女の場合、これまで予告がなかったので、青天の霹靂。子どもによってここまで差があることを身をもって体験しました。長女のときを参考に、次女の歯列矯正も進めていけたら良いと思っています。

【この記事を書いたのは】
FP2級を持つ3児の母ライター。年間100万円貯金+資産運用を行っています。2021年はコロナの影響を家計がモロに食らってしまいましたが、切磋琢磨し資産の増加に勤めます!
資産の増加には節約や整理整頓など、身の回りのケアも大事!苦手ですが頑張っていきたいです。

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