【海保式節約】0円で自分を整える良習慣
元海上保安官で2児の母。夫の年収548万円で年間300万円以上貯めているサンキュ!STYLEライターの川崎みさです。
海上保安庁の大型巡視船に勤務をしていた頃、長期派遣中に失敗をして落ち込んだり、疲れから、ちょっとネガティブな気持ちになる時がありました。しかし気分転換をしたくても、電波が入らないため携帯は使えず、乗組員の顔ぶれもずっと同じ。
そんな中でも気持ちを切り替えるために、お金がかからず、誰の迷惑にもならずに、ネガティブな考えを打ち消す方法が退官した今でも役立っています。
道路に落ちているゴミを拾う
イヤなことがあり、気分がクサクサしてしまった時にはゴミ拾い。朝の登園時に息子とビニール袋片手に、ゴミを拾いながら保育園へ向かいます。
落ちているゴミを拾うたび、息子と「ラッキー拾った!」と言いあうと、気持ちも前向きに。道もキレイになって気分も上がる、わたしのとっておきの気分転換方法です。
巡視船で働いていた頃は、各公室のゴミを集めて回っていました。誰か先輩がいるときは、ついでにちょっと雑談して仕事のアドバイスをもらったりと、わたしにとっては貴重な気分転換の機会となっていました。
家の周りの草刈りをする
理由もないのにネガティブな気持ちになった時や、自分に自信が持てなくなった時は、宿舎周りの草刈り。
草刈りに没頭し、無心で草を刈り続けると頭も気分もスッキリ。伸び放題だった雑草がなくなった場所を見て、「よし!頑張った!」と自分に肯定的になれるので、草刈りが終わる頃にはネガティブな気持ちも消えています。
巡視船に乗っていた頃は、自分の部屋だけでなく通路や来賓用の部屋の舷窓(げんそう)をピカピカに磨いていました。キレイになったら「よし!」と小さくガッツボーズ。
わたしにとっては、この小さな「よし!」が気分を切り替えるコツです。
実は、この草刈りを始めてから、わが家が住んでいる宿舎の周りにはゴミ一つ落ちておらず、道路の手入れもしっかりされていることに気が付きました。
気持ちよく暮らせるように、治安を守るために、人知れず整備をしてくださっている方の存在に気がつき、以前よりも感謝の気持ちを持って暮らせるようになりました。
人からの「お疲れさん」は癒し薬
息子と道端のゴミを拾っている時、宿舎の周りの草刈りをしている時、ときどき行き会う方から「お疲れさん」「ご苦労さま」と声をかけて頂くことがあります。
自分の気分転換のために勝手にやっていることなので、最初はドギマギしましたが、気分が落ち込んでいるときに、人からかけて頂く優しい言葉はわたしにとっての癒し薬。最近は笑顔で「ありがとうございます」と返せるようになりました。見知らぬ人と優しい言葉を交わすのも、自分を整える習慣の一つになっています。
この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!