注射器で腕から血を引くイラスト

採血が苦手な方必見!元看護師が教える血管を出しやすくする方法とは?

2024/06/28
  • 2児の母。とにかくズボラです。日々どうしたら早く家事が終わるか、自分の時間が作れるかを考えています。 もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターで元看護師のtomokoです。
現在は在宅で主婦ライターとして活動している私ですが、以前は看護師として10年以上勤務していました。
その中でも、ひたすら採血をする施設で働いていた経験があります。
今回は、そんな私の経験から、採血が苦手な方へ血管を出しやすくする方法をお伝えしたいと思います。
健康診断前などに参考にしてくだいね。

採血をスムーズに行うためには

まず、採血をスムーズに行うために必要なことは「血管を出しやすくすること」。健康診断の時に「血管が見えづらいね…」と言われたことはありませんか?とくに女性の場合は、男性よりも皮下脂肪があるので血管が見えづらい方が多いのです。
看護師さんに血管を探されている時間が長ければ長いほど、どんどん不安に…採血が苦手な方にとっては苦痛の時間だと思います。
血管を出しやすくするには、もちろん担当をする看護師さんの技術も関係しますが、自分でもできることがあるので、いくつかご紹介します。

できるだけリラックス

採血が苦手な方に「リラックスをしてください。」というのは酷な話ですが、リラックスをすることと血管を見えやすくすることは大きく関係しています。緊張をしていると交感神経が優位になり、血管が収縮してしまいます。みなさんお気付きの通り、血管が細くなってしまうと採血もしづらいです。
では、リラックスをするにはどうしたらいいのか。まずは深呼吸をしましょう!深呼吸をすることで、副交感神経が優位になり血管が広がります。
あとは、検査前に好きな音楽を聴いて気持ちを落ち着かせるのも良いと思います。

体を温める

体を温めると、血管が広がり血管が見えやすくなります。とくに冬は寒くて血管が出づらい方が多いです。夏の場合でも、冷房などで体が冷えてしまうので、採血前は薄手のカーディガンなどを着ておくのもおすすめ。
また、冷たい飲み物ではなくホット、または常温のものを飲んでおくと良いですよ。
※検査項目によって、飲水制限がある場合は指示に従ってください。

腕を心臓よりも低くする

腕を心臓よりも低くすることで、血液が腕に溜まりやすくなります。そうすることで、血管が見えやすく採血をしやすい状態になります。
座って採血をする場合は、背筋を伸ばして姿勢を正しくする。寝た状態で採血をする時はベッドの外に腕を出して力を抜くと良いですよ。

看護師さんとのコミュニケーションを大事に

今回は、元看護師の私から血管を出しやすくするために自分でできる対策をお伝えしました。
不安な気持ちや採血に対する悩みを一人で抱えずに、担当看護師さんに遠慮なく伝えましょう!私も実際に採血を担当していた時、患者さんが何に不安を感じているのかが分かった方が、その患者さんに合った体勢の取り方や、声掛けができるので対策もしやすくて助かりました。
採血は、自分の健康状態を知るための大切な検査です。できるだけスムーズに進むように対策をしてもらえたらと思います。
少しでも参考になればうれしいです。

■記事を書いたのは…tomoko
二児の母。子育て奮闘中の主婦ライターで元看護師。
自他共に認めるズボラでせっかち。子育て中でも、自分の時間が欲しい!
そんな気持ちから始まったズボラ生活。時短テクニックやズボラネタを公開。

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