片づけに失敗する人が決めていないたったひとつのルール
元無印良品スタッフで整理収納アドバイザーのおだけみよです。
片づけのプロになり今年で9年目。
本業の傍ら、訪問とオンラインにて延べ100件以上の片づけのご依頼をいただいてきました。
実は片づけに失敗する人にはパターンがあります。
今回はその中で一番失敗しやすいパターンを紹介します。
「片づいたら、どんな暮らしがしたいですか?」
片づけの相談を受けたときに、一番最初に必ず伺う質問です。
一見、片づけには何の関係もなさそうですが、
ゴールをしっかり決めるか決めないかで結果は大きく変わってきます。
ゴールが決まった後は、そこに向けてどう作業していくか計画を立てます。
片づけに失敗する人は、
このゴールに向けてどう作業をしていくかを決めていない人が大半です。
「とりあえず捨てる」
「人気の収納用品を買ってみる」
ゴールが明確でないと、
作業計画が立てられず、見切り発車で動き出してしまうことになります。
トレーニング計画のないマラソンは必ず挫折する
片づけ以外のことを例にとって考えてみましょう。
例えばマラソン。
42.195㎞のフルマラソンを走ると目標を決めた場合、
試しに42.195㎞を見切り発車する人はいないと思います。
1.42.195㎞という最終ゴールを決める
2.そのためにどれくらいの時間をかけてトレーニングするか決める
3.一番小さい目標を設定し、徐々に伸ばしていく
完走するために練習プログムを構成して、
最初は短い距離から走る練習をし、
徐々に42.195㎞に近づいていく方が大半だと思います。
片づけが苦手な人ほどいきなり走り出そうとする
「一日でクローゼットを片づけたいです」
「子供部屋を子供たちが学校に行っている間に何とかしたいです」
「とりあえず、物をガンガン捨てたいです」
片づけのお悩みを伺うと、いきなり42.195㎞を目指す方が多いです。
まずはトレーニング内容をしっかりと決める
片づけもマラソンのトレーニングと同じ。
1.片づけの後の最終ゴール(理想の暮らし)を決める
2.そのためにどれくらいの期間で片づけるか決める
3.小さな目標を決め、ひとつずつクリアし片づけを進めていく
どういうとレーニング(作業)をしていくかがしっかり決まっていると、
何を手放し、何を残すかが明確になり、作業が進みやすくなります。
この最初のゴール設定と作業計画を面倒だと飛ばしたくなるのですが、
それは何の計画もなくフルマラソンを走りだすのと同じ。
遅かれ早かれ挫折する原因になります。
最初に決めたいことはこの3つ
1.片づけきったらどんな暮らしがしたいですか?
2.いつまでに片づけますか?
3.そのために今日(もしくは1週間で)できることを挙げてみましょう
3番で挙げたことを繰り返していくと、少しずつ1番で決めたゴールに近づきます。
今年こそ片づけたい方はまずは計画から
年始に「片づいてスッキリした暮らしがしたい」と目標を決めた方が多いと思います。
まずは見切り発車で出発しないで、自分ができることを少しずつクリアしていくことから始めてみてくださいね。
●この記事を書いたのは…おだけみよ
整理収納アドバイザー
片づけられない主婦から片付けのプロに。
無印良品が好きで店舗スタッフとして5年勤務。店舗ブログにて収納関連記事を担当したことも。
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