「ちょっと待った!」整理収納アドバイザーが「捨てなくてよかった」と思ったもの
シンプルな暮らしを満喫中!
整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターのおだけみよです。
「捨ててよかったもの」という記事を以前に書いたことがあるのですが、
実はその反対に「捨てなくてよかった~」と思ったものもあります。
今回は「捨てなくてよかった」と思ったものを紹介します。
捨てなくてよかったものは「電気ケトル」
捨てなくてよかったと思ったものは、画像の電気ケトルです。
前に家に引っ越した時に持ってきた、お気に入りのアイテムのひとつ。
でも、使うことがほとんどなくて、仕舞ったままになっていました。
捨てなかった理由
前に住んでいたところは、とりあえず選んだ部屋数が少ない賃貸でした。
いずれ1LDK以上の部屋に引っ越ししたいと思っていたので、次の家に住むまではとっておこうと思っていました。
前の賃貸はコンロが二つあるガスを使っていて、珈琲のお湯を沸かすときもガスを利用していました。
その為、この電気ケトルの出番は全然ありませんでした。
今の家ではコンロを一つにしたので、炒め物以外でガスを使うことはなくなりました。
珈琲など少量のお湯を沸かす時は、この電気ケトルが欠かせないアイテムになっています。
「捨てようかどうしよか」迷ったときは…
整理の段階で「捨てようかどうしようか」と迷うことがよくあります。
お客様宅でもよく見られる光景です。
片づけとは「無理に物を捨てること」ではありません。
迷ったときは「保留を選ぶことも大事」と、アドバイスさせていただいています。
「保留」にするときの注意点
ただし、あれもこれも「保留」にしてしまうと、全然片づけが進まなくなります。
「思い入れのある思い出の物」や「お気に入りで手放しがたい物」など、
本当に迷ってしまって、なかなか結論が出ないものだけに絞ります。
箱一つ分など、あらかじめ保留してもいい分量を決めておくのがお勧めです。
そして、必ず「見直すタイミング」を決めておきましょう。
私の場合は「次の家に引っ越した時」に要不要を見極めるタイミングにしていました。
「年末」「1年後」「次の片づけ時期」など、自分にとってキリの良いタイミングで、見直すことが大切です。
同じ片づけのプロの友人で、高くて迷っていたコートも、時間の変化とともに「もういいかな」と自然に手放せたという体験がありました。
その時は迷っていても時間や環境の変化とともに、ベストな答えが出るタイミングがあります。
これからは片づけたくなる時期
年度末を迎えるこの時期は片づけることが多くなる時期です。
最初は勢いよく始めても、どこかで手が止まることはよくあることです。
迷うことは悪いことではありません。
無理に捨てなくても「保留」という勇気を持つことで、後悔しない判断に繋がることもあります。
●この記事を書いたのは…おだけみよ
汚部屋住人から片づけのプロになった整理収納アドバイザー。
片づけのプロ歴10年目。
コロナ禍以前は個人宅の片づけ作業サポートや片づけ講座開催などを中心に活動。
現在は執筆作業中心にオンラインでの情報発信を行う。