整理収納アドバイザーは見た!【片づかない家】に共通しているリバウンドしやすい部屋の特徴とは

2023/05/13
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シンプルな暮らしを満喫中!
整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターのおだけみよです。

片づけたはずなのに、気が付いたらいつの間にか元通り…。
よく聞く片づけあるあるです。
私も元は汚部屋住人だったので、何度も同じ経験をしてきました。

片づけに悩むお客様のお話を聞いていると、リバウンドしてしまうお宅には同じ共通点があります。
今回はその共通点と改善策を紹介します。

リバウンドの原因は「収納が使いにくい」から

いつの間にかこんな状態になってしまったという方も多いのではないでしょうか。

置きやすい場所に置いてしまう「ちょい置き」
ちょこっと置いたものがそのままになってしまいがちです。

「本来の収納場所が不便」になっているのが原因

お話を伺うと、収納が使いにくいことが多いです。

リビングで着替えることが多いのに収納は寝室や別の部屋になっていて、つい置きやすい場所に置いてしまう。
これが無意識のうちに繰り返されることで、部屋は時間とともに元に戻っていきます。
衣類に限らず、文房具なども同じです。

改善策1.ちょい置きしがちな場所に収納を作る

この場合は本来の収納場所が不便で面倒だと感じているので、ちょい置きしがちな場所に収納を作ることで改善することが多いです。

ソファーの付近に…
・一時置きBOXを作ってみる
・服をかけられるようにハンガーをかけられる場所を作ってみる

など。
少しの工夫で改善することが多いので、自分はどこに収納があるとリバウンドしなくて済むかという視点で考えてみることで改善します。

改善策2.収納の仕方を見直してみる

すぐに戻せない理由は「戻す場所が瞬時に判断できない」から。
パッと見た時に中が見えないのが原因です。

・中が見えない収納グッズを使っている
・ラベリング等がなく、中に入っているものが一目わからない
・ラベリングはあってもアルファベット表記などで、だれが見てもわかるようになっていない…など。

筆者は以前白いボックスを使った収納で、「スッキリ収納」になっていると思っていました。
確かに見た目はスッキリします。
けれども、ラベリングをしてもいまいち認識しにくくて、戻しにくくなっていました。
すぐに戻せて「スッキリ」はできなかったです。

今の収納は「透明か半透明の収納グッズが基本」
パッと見た時にぼんやり中身がわかるので、さっと戻しやすくなりました。

「自分にとって戻しやすい収納」を考える

収納などを考える時にSNSなどで、人気の収納を参考にしがちです。
けれども誰かにとって使いやすい収納が、自分にとっても使いやすい収納になるとは限りません。

隠す収納→見える収納
仕切る収納→ざっくり収納

ちょっとした違いで、戻しやすさが劇的に変わります。
「自分や家族にとって戻しやすい収納」を考えてみること。
使う人に合わせた収納を模索することが、リバウンド防止への第一歩です。

●この記事を書いたのは…おだけみよ

汚部屋住人から片づけのプロになった整理収納アドバイザー。
片づけのプロ歴10年目。
コロナ禍以前は個人宅の片づけ作業サポートや片づけ講座開催などを中心に活動。
現在は執筆作業中心にオンラインでの情報発信を行う。

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