冬の朝は声が出ない!現役アナウンサーが朝にしている3ステップ!
サンキュ!STYLEライターで気象予報士・防災士の資格をもつフリーアナウンサー、坐間妙子です。
アナウンサーは担当番組によって起床時間が変わりますが、キャリアの中で常に週1回以上はあるのが、早朝勤務です。
朝からしっかり声を出さないといけない。
でも、朝はやることも多いしできるだけ寝ていたいから、声作りにそんな時間を割くことはできない。
1年の中でも最も声の出にくいシーズンが冬です。
空気が乾燥し、風邪も流行るシーズン、朝に喉の調子が気になる方は少なくないのではないでしょうか。
今回は、ずぼらな私も10年以上続けている【朝からいい声を出す3ステップ】をご紹介します!
ステップ1 コップ1杯の白湯
朝起きて、最初にすることはなんでしょうか?
声は身体から出すので、寝起きの時に声が出にくいのは当たり前です。
身体が寝ている状態で無理に声を出そうとせず、準備をすることが大切。
寝ている時には知らず知らずのうちに汗と呼気から水分が失われています。
それを補ってあげましょう。
おすすめは、コップ1杯の白湯。
白湯は、水を一度沸騰させた後、50℃程度の温度まで冷ましたもののことです。
続けることで冷え性改善に繋がったり、デトックス効果が期待出来たり健康面への寄与も大きい白湯ですが【声作り】にも効果的。
温かな白湯を1分かけてゆっくり飲みます。
身体に潤いを与え、温めてあげましょう。
ステップ2 ストレッチ
身体が温まったら、少し動かしてあげます。
寝ている間は、何時間も同じ姿勢でいる人が多いと思います。
どこかに負荷がかかっていることも多く、そんな状態から起きてすぐには声は出ません。
肩を回したり、腰をひねったり、首を回したり。
ストレッチはどんなものでも構わないので、自分のやりやすいものを取り入れましょう。
【ポイント】
・力を入れすぎずに、ゆっくりやる
・1分は集中してやってみる
活舌が気になるわたしは、顔を上にあげて舌を突き出すストレッチをして、舌回りがよくなるよう気を付けています。
ステップ3 声を出してみよう
2分かけて身体の準備をしたところで、声をだしてみます。
「あーーー」
と声を出してみれば、みなさん自分の声の調子がわかるかと思います。
ここでいつもと違うなと感じたら、喉の不調を疑いましょう。
テレビやラジオに向かってブツブツ話したり、きょうやることを呟いたり、家族を起こしたり。
家族を起こすときは、いきなりマックスの声を出すのではなく、先に少し声を出してからにしましょうね。
喉もびっくりしてしまうので!
人前で話す予定があったりする方は、活舌練習などを取り入れてもいいと思います。
活舌は人によって苦手なものが違うので「これを練習すればよい」というものは人それぞれですが、苦手な人が多いものとしては…
・青巻紙赤巻紙黄巻紙黄巻紙赤巻紙青巻紙
・お綾(あや)や 母親にお謝りなさい
・灘(なだ)だな 灘(なだ)だな 灘(なだ)なのだな
・書写山(しょしゃざん)の社僧正(しゃそうじょう)
今日の奏者は 書写(しょしゃ)じゃぞ 書写(しょしゃ)じゃぞ
どうでしょうか?
スラスラ言えるでしょうか?
おしまいに
冬の乾燥はお肌の大敵ですが、喉にも大敵です。
でも、日々の3ステップで【自分のベストな声】をキープすることができます。
声を出すことは、なんて事のない日常です。
一日中使う声だからこそ、いいコンディションでありたいですよね。
朝の3ステップ、ぜひお試しください!
この記事を書いたのは・・・坐間妙子
気象予報士と防災士の資格を持つフリーアナウンサー
ママ1年生として子育てと仕事に奮闘中!
四季を楽しみながら防災やSDGsについて発信しています