いざというときのために普段からラジオを聴こう!おすすめ3番組

2023/01/09
  • 日本の四季を五感で愉しみ、防災情報も発信する現役気象キャスター もっと見る>>

サンキュ!STYLEライターで気象予報士・防災士の資格をもつフリーアナウンサー、坐間妙子です。

突然ですが、みなさんは【ラジオ】聴きますか?

災害時に【ラジオで情報収集を】とよく言われますが、普段聴いていないと、まずどうやって聴こうか?というところからのスタートです。
テレビではなくラジオが推奨されるのは、ラジオの方が初動が早いから。
ラジオ局で長く働いている経験からすると【災害時は即放送で伝える】が各局徹底されています。
地震の時に、夜中に着のみ着のままスッピンで出社し、速報を入れたこともありました。
また、携帯ラジオ、カーラジオ、radikoなど、聴く手段が多くあり【災害時はラジオ】と言われています。

いざというときはもちろんですが、普段からラジオを楽しんで欲しい。
今回は、元ラジオ局アナウンサーの筆者が【生活に役立つラジオ番組】をご紹介します!

早起きのお供に!ニッポン放送「上柳昌彦 あさぼらけ」

主婦の朝は早い…家族が起きる前にがんばる方におすすめなのは、ニッポン放送「上柳昌彦 あさぼらけ」です。

上柳昌彦さんの温かく、軽快な語り口のファンは多く、とても人気のあるアナウンサー。
もう還暦を過ぎていらっしゃっているので、古い知識はもちろん豊富ですが、若い世代の音楽や情報にも敏感で、世代が違っても十分楽しめます。
全国にリスナーがいて、全国の様子を知るのもたのしい。
北海道には民宿をされている名物リスナーがいて、そこにほかのリスナーが訪れる現象も起こったり。
メールもたくさん読まれるので、メールを送るのも楽しいですよ!

◆ニッポン放送「あさぼらけ」◆
 月曜 朝5:00-6:00
 火曜~金曜 朝4:30-6:00
 ※全国29局で放送中。放送時間は一部違う地域あり。



生活情報なら絶対コレ!TBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」

この番組はTBSラジオでしか聴けないので、地域外の方はradikoプレミアム(有料)への加入が必要になりますが…
コラムニストとして人気のジェーン・スーさんのラジオ番組「生活は踊る」は、サンキュ!読者やライターのみなさんにぴったりの情報がたっぷり!

トレンドのものの紹介などはもちろん、ちょっとした工夫で生活が豊かになる知恵など、知って得する情報が盛りだくさんの2時間番組。
たとえば…
・品種改良の進む「スモモ」の食べ比べ
・自動販売機で購入できる新作「スープ系飲料」5種類の飲み比べ
・捨てられない化粧品の活用方法
・夏休みに子供と楽しめる掃除グッズ
など、ちょっとご紹介しただけでも気になる情報が盛りだくさん!

人生経験豊富なスーさんに相談をできるコーナーもあり、わたしはどんな相談がくるのか毎日たのしみにしています。

◆TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」◆
 月曜~木曜 午前11:00-午後1:00


全国同じようで実は地域ごとに違う「歌のない歌謡曲」

ラジオ局は全国にありますが、同じようで違う不思議な番組が「歌のない歌謡曲」です。
60年の歴史のある長寿番組。
この番組は、タイトルは一緒でCMなどは一緒なのですが、パーソナリティが放送局によって違います。
各地域の女性アナウンサーとディレクターが、日々選曲し、話すネタを考えて放送している番組です。
放送局によりますが、朝6時~8時の間で放送しているので、その日の出来事やその時期の生活情報などを伝えることが多くなっています。

実は筆者も以前担当したことのある番組です。
全国の放送局の担当者が一堂に会する機会もあったのですが、みなさん地域の情報や生活情報をうまくいれようと工夫されています。
帰省や旅行で違う地域に行ったときに聴いてみるのもおもしろいですよ!


◆全国AM37局「歌のない歌謡曲」◆
 月曜~金曜 時間は放送局によって異なる15分間



普段は生活を彩り、災害時は情報収集に使えるラジオ!

今回は【生活に役に立つ】という視点で3つのラジオ番組をご紹介しました。
写真のような携帯ラジオを持つ方は少ないと思いますが、ラジオを聴くならスマホアプリの【radiko】がおすすめです。
すでに好きなタレントさんの番組などを聴いている方もいるかと思います。
普段から聴く習慣をつけておくと、いざというときにパッとラジオをつけられますよ!

2023年、ラジオを聴いてみませんか?


この記事を書いたのは・・・坐間妙子
気象予報士と防災士の資格を持つフリーアナウンサー
ママ1年生として子育てと仕事に奮闘中!
四季を楽しみながら防災やSDGsについて発信しています

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