「片付けて」の声が届かない! “それ住所不定が原因かも!? “プロが教える本当の「片付け」
好きなモノに囲まれた「身の丈暮らし」を提唱する整理収納コンサルタント、ティールです。
家族に「片付けて」と声をかけてもなかなか動いてもらえず、結局自分で片付けてしまった経験はありませんか? 実はそれ、“モノの住所不定“が原因かもしれません。
ということで今回は、収納のプロが教える本当の意味での「片付け」について紹介します!
「片付け」=「決まった住所に戻すこと」
床やテーブルにモノが散乱している状態の時に急な来客があれば、取り敢えず押し入れやクローゼット、引き出しの中にモノを押し込んで片付けるかたがいらっしゃいます。しかしそれは、本当の意味での「片付け」にはなりません。
「片付け」とは本来、「決められた住所にモノを戻すこと」を指します。つまり、「住所」が決まっていないモノを片付けることはできないんです。
実際、家でお片付けができない子が、幼稚園や保育園ではお片付け上手というケースも! 集団生活では、おもちゃや備品など、ほぼ全てのモノに「住所」が与えられているので、子どもも迷うことなく片付けができるんですね。
同様に、自宅でも住所不明のモノが少なければ少ないほど、片付けが難しくなくなり、サクサクと進めることができますよ!
住所は細かく!マンションなら部屋番号まで決める
おもちゃ収納であれば「くるま」「ぬいぐるみ」など、ザックリとしたカテゴリー分けで問題ないですが、学習机など細かいモノを収納する場合は、マンションでいうところの「部屋番号」まで決めてあげることが重要です。
マンションの階数までの住所では荷物が届かないとの同じように、学習机1段目は「文具」とだけ決めていては、スムーズにモノを戻すことはできません。
「101号室」には「鉛筆」、「102号室」には「ハサミ」など詳細な住所を決めてあげることで、迷いなくお片付けができますよ。
こうすることで、片付けやすいのはもちろん、「空室」の場合は「使用中」、もしくは「在庫切れ」だと一目で分かるようになります。
こどもや家族に「片付けて」と言う前に、そもそも住所が決まっているかどうか、一度考えてみるといいですね!
◆この記事を書いたのは・・・ティール
好きなモノに囲まれた「身の丈暮らし」を提唱する、整理収納コンサルタント。福岡県在住、小2&年少姉妹の母。
関西弁アメリカ人ハーフの陽気な夫(ダディ)&コールダックも加えた賑やかメンバーで田舎暮らしを満喫中!