【元銀行員が伝える】お金を貯める・増やす・節約するより大切なたった１つの事

元銀行員、FP3級を所有しているサンキュ！STYLEライターのHappY（ハッピー）です。お金を貯めたり節約したり、はたまた投資をしたりと、世の中には「お金をどうやって増やすか？」の情報が溢れています。

でも本当に大切なことは「何にお金を使うのか？」ではないでしょうか。手にしたお金をどんなふうに使えば幸せなのかを夫婦で話し合っておくことが大切です。

お金の価値観が違う夫婦で話し合っておくべきこと

結婚は先日まで赤の他人だった人と生活を共にすること。お互いの考え方や価値観が違うように、お金に対する考え方も違ってきます。自分にとってはどうでも良い買い物に見えたとしても、夫からすると「買うべきもの」ということがあります。

夫婦で話し合うべきことは「お互い、何にお金を使うと幸せなのか」を知っておくことが重要だと思うのです。

旅行が好きな夫に「良いお金の使い方をしたね」と伝える

先日、中学1年生の息子と夫がイギリス旅行に出かけました。2泊4日の弾丸旅行です。旅行に行った目的は「息子の大好きなサッカーチームの試合を見ること」。そのために、今まで積み立ててきたNISA（ニーサ）を一部解約しました。

「今から上がるであろう投資を解約するのはもったいない！」と人から言われましたが、本当にそうでしょうか？もちろん投資は長期期間持っておくほうが良いと一般的には言われます。しかし、中学1年生の息子は部活に勉強にと忙しく、この機会を逃すとあっという間に成人になってしまいます。働くようになると、それこそ休みがなかなか取れなくなったり、親と行くよりは友達と行きたくなったりと、一緒に出かける機会は少なくなるでしょう。

お金は道具。使うからこそ手に入る「幸せ」があると思うのです。

イギリスへの旅費はかなりかかりましたが「良いお金の使い方をしたよね」と夫婦で話しました。息子は大好きなサッカーチームの試合を生で見られて「またイギリスに行きたい！」とずっと言っています。この経験が息子にとって数字には表わせない大きなものになっただろうと確信しています。

夫婦で「何にお金を使うと幸せか？」を共有する

私は読書が大好きで、新書が出るとすぐに購入して読みます。図書館で借りることもできますが、すぐに読みたい派なので待っていられないのです。しかし夫は私に対して「図書館で借りれば？」とは言いません。それは私が本が大好きですぐに読めることが幸せだと理解してくれているから。

夫自身は読みたい本がある時、図書館で予約して順番待ちをしていますが、同じことを私に強要することはありません。お互いの価値観が違うことを理解しているからです。

夫婦で価値観を全て同じにすることは難しい。だからこそ「相手が何に価値を感じているのか？」「どんなお金の使い方をするのが幸せか」を理解し合うことが大切です。

「良いお金の使い方をしたね」と伝えてみる

お金を節約して貯金をしたり投資をしたりすることも大切です。それと同時に「どのように使うと幸せか」を共有することも夫婦で話し合っておく時間を持っておきたいと思いました。

お金を使って幸せな体験ができたなら「良いお金の使い方をしたね」と伝えてみるのも良いでしょう。お互いの価値観を認め合いながら、夫婦関係を築いていけるのが理想ですね。

◾️この記事を書いたのは・・・小柄スタイリストHappY（ハッピー）
144cmと超小柄。元銀行員でFP3級を所有。
『小柄スタイリスト』『整理収納アドバイザー1級』『顔タイプ診断アドバイザー』です。ユニクロを使った大人綺麗めコーデを研究中。