ゴミの出ない新しい買い物スタイル【量り売り】
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのNICOです。
お家の洗剤を全て手放したナチュラルクリンネストとして環境にやさしい暮らしを整えています。
さて、先日私は旅行で京都を訪れました。その際立ち寄ったのは量り売りのパイオニアとも言うべき存在、斗々屋さん(〒602-0862 京都市上京区出水町252 大澤事務所本社ビル)です。
パッケージフリーで購入できる新しいお買い物のスタイルを体験してきたのでそのお話を少し。
量り売りとは
新しい買い物スタイル、量り売りとは一体どのようなお買い物?というと、買いたい分だけ計量し、購入するスタイルのこと。こうしたスタイル全てが量り売りと呼ばれるため、量り売り=パッケージフリーではありません。
決まった容器での購入などの店舗もあり、必ずしもゴミが出ないわけではない、というのが正しいところです。
今回私がお邪魔した斗々屋さんでは、容器を持参して持ち帰るスタイルのゼロウェイストを叶えてくれるお店でした。
実際にはどんな風に購入するのか、私もドキドキでした。買う物によって計量方法は異なるようですが、私が選んだ出汁粉と青さは以下のようなスタイルで購入することができました。
1.店舗に置かれている計量カップを手に取り、欲しいものを入れる
2.計量器で商品を選択、グラムを測り、シールを印字(ハイテクな機械が導入されていました)
3.手持ちの容器に移し替え、シールを貼ってレジへ
(計量カップはお戻し)
実際に持ち込んだ容器に直接入れられるわけではなかったので、分量によっては容器に入りきらない可能性があることや、最低購入グラムがあること、この辺が注意です。
今回持ち帰った『青さ』は20g〜の購入だったのですが、乾物の20gって中々の量なんです!
はじめ蜜蝋ラップに包んで持ち帰ろうとしましたが、20gがとても包みきれない!やむを得ず店舗にてコットンバッグを購入、そちらに入れてお持ち帰りしました。(SMLのコットンバッグは店舗にて購入可能)
終始オドオドと初体験のお買い物をした私でしたが、斗々屋の店員さんがやさしく教えてくださったので、初心者も安心してお買い物ができる量り売りのお買い物体験となりました。
量り売りはパッケージゴミがでないだけでなく、欲しい分だけ買えるというメリットも嬉しいですよね。
どんどん量り売りできるお店を見つけられたらいいなぁとの思いです。
量り売りに便利な容器
さてさて、量り売りでのお買い物ですが持ち帰るのに容器を持参する必要があります。決して特別な容器でなくても大丈夫です。
・空き瓶(煮沸しておくと◎)
・保存容器
・コットンバッグ
・ミツロウラップ
・エコバッグ
・空き瓶やボトル
もちろん持ち帰るものにもよりますが、粉類、液体類、野菜や果物、雑貨類、どのくらいの量を持ち帰るのか事前に検討しておくと、容器に入らずに店舗で新たに購入したり、諦めて帰る、なんてことがないのかな?とも思いました。
便利だったのはシリコーン容器。軽くて密閉性が高い上、移動時に破損する心配もありません。
私はZIPTOP愛用者、底にマチがあり、詰め替えも便利!これは量り売りにもってこいの容器です。
とはいえ自宅にある容器で使えるものがあれば最もサステナブル!
なるべく密閉できるものが安心ですよ。
量り売りできるお店
量り売りできるお店は年々増えています。ですが、近所にそんな店はない!と諦める必要はなし!
最近では量り売りの他、バルクショップ、などとの呼び方もあるそうです。「量り売り」「バルクショップ」などで検索すると多くのお店が出てきます。
また、量り売りだけがパッケージフリーで購入できるわけではありません。"ゴミを減らすために利用したい"のであればお肉屋さん、お惣菜屋さん、八百屋、パン屋さん…、探してみると案外パッケージされずに陳列されている商品は少なくないです。
勇気を出して聞くと、持ち込み容器でのお買い物OK!だったりすることも珍しくありません。(ドキドキするけど経験済み!)
行きつけのお店、見つかると買い物もとっても楽しくなります。私はご近所でそうした店舗を探すのがワクワクするようになってきました。
量り売りまとめ
量り売り、体験したことはありますか?
冒頭で新しい買い物スタイルと書きましたが、実はこれって当たり前のようにしてきた昔からのお買い物スタイルなんですよね。
おうちの近くにひと通り生活品、食料品が買える商店街があり、そこを中心にひとつの町ができていたひと昔前の暮らし方。
そこから車が普及し、商品が全国に流通するようになり、賞味期限を伸ばすための技術や、大量に生産するための大きな工場ができ、現在のように生活が様変わりしたのはごくごく最近のこと。
袋を開けるだけでいつでもおいしい食品が食べられることに日々感謝もしますし、この便利さに随分と助けられてきたのも事実。
そして、サステナブルな暮らしを目指してつ最中、振り返ります。
この暮らしを0か100で変えることよりも、自分ができる範囲、楽しいと感じるお買い物の延長で、パッケージフリー、量り売りを取り入れる。
そうすることで、小さなお店や商店街にもお金を払うことができ、自宅のゴミは少しだけ少なくなる。週に一度なら52枚、月に一度でも12枚、パッケージフィルムが不要になるって素晴らしいこと。
たくさんの人が、『量り売り』に興味を持つことは、社会の流れがほんの少しだけサステナブルな方向に傾く、古くて新しいお買い物スタイルなのではないでしょうか。
ぜひぜひあなたの体験談もコメントで教えてくださいね。
この記事は、環境にやさしいお掃除と暮らしを作る、ナチュラルクリンネストのNICOがお届けしました。また遊びにきてね。