いつの間にか心が整う、プラスチックフリーな小物たち
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのNICOです。
お家の洗剤を全て手放し、ナチュラルクリンネストとして環境にやさしい暮らしを整えています。
プラスチックを減らしていこう、そんな思いに駆られてというもの、初めに取り掛かったのはキッチンの脱プラでした。
キッチンはお家から一番海が近い場所。
そう、排水口から流れる水は処理場を経て再び海へ。
そこでも取りきれないもののひとつが小さく小さくなったプラスチックの破片、マイクロプラスチックです。
さて、そんな頭でっかちな思考から入ったプラスチックフリーな選択だったのですが、小物を変えただけでキッチンはなぜかとても居心地のいい場所に。このお話は最後にまとめます。
ではまずは脱プラした小物たちを紹介したいと思います。
まな板
まずは「まな板」。
使わない日はほとんどありません。
日々包丁を当てるまな板は実は傷がつきやすく、大量のマイクロプラスチックが発生する可能性が。毎日食材をのせるまな板のその細かい破片の行方を考えた時、これは劣化を待たずに買い替えたものの一つでした。
選択肢はとてもたくさん!
・手軽さなら木製のカッティングボード。
・手に取りやすいお値段の竹製、
・軽さが扱いやすく刃当たりのいい桐製、
・油分を含み、水捌けがいい銀杏製…
などなど見渡すと素材からサイズ、厚みまで選択肢は少なくありません。
使い始めるまでは少し難しいかも?なんて思いましたが、乾燥にさえ気を遣えば面倒なことも一切なし。
使い始めたら、あれよあれよ、なんて心地のいい刃当たり!果物、チーズ、パン、卵焼き、そのまま食卓に並べることも度々。
木の上の食べ物もなんだか美味しそう!さっと取り出すのが楽しくなってしまうほどに。
自分好みのまな板を探し、今では毎日のように使っています。
素材によって異なる風合いや使い心地など、ぜひ体感してほしい推し小物の「まな板」です。
ボウル・ザル
ボウルとザルもキッチンには欠かせない小物。
火の側で使う機会も多いため、
ふと気づくと形が歪んだり、
一部溶けたり…
散々な扱いをしていたプラスチック製。
これはステンレスとガラスを少しずつお迎えしました。
使ってびっくり、スルリと油物もよく落ちる気持ちよさ。
(プラスチック製についたギトギト油は本当に落ちない〜〜)
熱に強いステンレスは沸騰した鍋の中に突っ込んで茹で野菜をあげることも容易で、使い勝手のいいこと!
またガラスは耐熱性を選ぶとレンジでも使えるので、調理中もとても便利!
傷がつきやすい泡立て器の使用も懸念がなくなりました。
これを知ってしまうと、ザルとボウルは今後もプラスチック製を購入することはなさそうです。。
竹ざる
「竹ざる」はそれはもう大好きなアイテムです。
水切りに使うというよりは、ふきんを敷いて食材を並べたり、庭のハーブを採りに行ったり、日干しで乾燥させたり、、、
しいては生ごみを乾燥させたり(これが大半かも笑)
とにかく何か置くだけで愛しい。かわいい。
そこにかけておくだけでホッとする。
もっと早くお迎えしたかった!笑
そんな竹ざるは言わずもがな、キッチンをますます心地よい空間へと変化させてくれるものでした。
海外製のものなら無印にも。(編み方が日本のものと少し違います)
古い商店街を覗けば、お安い竹ざるものも出てくるかも?
ぜひお気に入りを探してみてくださいね。
お箸
さて、こちらも早めに変えたいプラスチック製が多いもの。
食べ物を口に運ぶ、日本人なら必ず持っている「お箸」。
特に子どものお箸は、噛んだり加えたり、箸先を見ると傷だらけなことも多いです。
その破片の多くは飲み込んでいるかも?
「漆塗り」や「無塗装」を選んで購入すると完全なプラスチックフリー。
歯触り、舌触りも全くプラとは異なるお箸の感触。
口に運ぶそのお料理も箸の良し悪しで変わるのでは?そう思うほど。
私は先の細いお箸が大好きで今のお箸は2回目のリピート。
食育や暮らしの充実のためにも手にフィットするお箸は家族分見つけるととっても愉しい食卓に。
おろし器
わざわざ食卓に出したくなる大根おろし器があります。
粗い食感が楽しめる竹の鬼おろし、
滑らかな舌触りが料理と合うセラミックおろし器、
なくてもいいかな〜なんて思う料理にもわざわざおろして添えたくなる風情。
栄養価もたっぷりな大根おろし、食べる回数が増えるほどに、身体も心も嬉しくなりますね。
スライサー
スライサーも竹のものを使っています。
太めと細めの両刃がついたスタイリッシュな竹製は、ぶらりと下げておくだけで、趣のあるお台所に早変わり。
無心でスライスする時間、嫌いじゃありません。
大根とにんじんをシャカシャカしたサラダは家族全員のお気に入りです。
お鍋
最後はお鍋。
え、お鍋にプラスチック?と思いますよね。
くっつきにくいフライパンの表面にはプラスチック製のフッ素樹脂コーティングが施されているものが多いです。
初めはツルツルだけど、経年と共にくっつきやすくなってしまったりするのは、このコーティングが劣化し、剥がれたり傷ついたりしてしまうため。
となるとマイクロプラスチックの行き先も気になるところです。
鉄フライパンや土鍋、グリーンパン(セラミックコーティング)など、フッ素樹脂加工のないお鍋を使うことは、きれいな海を守ることにも繋がるなんて不思議ですよね。
熱伝導率など、今までは考えもしなかったところからスタートさせるお料理と鍋選びは、作る満足感もずいぶんとアップしてくれました。
暮らしをつくる小物たち
長い時間をかけながら選んで交換してきたキッチンの小物たち、いかがでしたでしょうか。おうちですでに脱プラをされているものはありましたか??
カビ対策やお手入れはもしかしてプラスチックよりも面倒だったりもするかもしれません。
実際私も恐る恐る使い始めた天然素材のものでしたが、今はそれ以上に、
・納得のいくものを選んでいる充実感
・ナチュラルで溢れるキッチン
・長く使おうと丁寧に扱う時間
その全てが愛おしく感じるのです。
もの選びから始まる脱プラキッチンアイテムのひとつひとつが、ただ料理をする場所だったキッチンを、今は愛すべき居場所として自分を迎えてくれるようになりました。
マイクロプラスチックを減らしたい、、、なんて思いも暮らしの端っこにもちろん持っています。
でもそれ以上に愉しさがある。
身体にも環境にも心にもやさしい選択、そんな我が家のプラスチックフリーな小物たちでした。
あなたのお気に入りの小物もぜひ教えてください。
この記事は、環境にやさしいお掃除と暮らしを作る、ナチュラルクリンネストのNICOがお届けしました。また遊びにきてね。