【子育て】損してない?栄養のプロが教える「子どもの成長を促す」栄養の吸収率を上げる食材と食べ方

2024/05/14
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分子栄養学カウンセラーでサンキュ!STYLEライターの山下みほこです。

何気なく出している食事でも、食べ方や食べ合わせを工夫するだけで、栄養を効率よく体に吸収することができます。

今日は、意外と知られていない食品を3つピックアップしてお伝えします。

納豆にかけると「骨を丈夫にする栄養素」の吸収UP

皆さんは納豆をどのように食べていますか?

市販のタレだけかけている、と言う方は効率よく納豆からの栄養を体に吸収するためにご紹介する食品を取り入れて下さい。

納豆にかけるだけで栄養の吸収UPが見込める食品は「油」です。

納豆にはビタミンKが多いです。
ビタミンKは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ることで体に吸収されやすくなります。

ビタミンKは、カルシウムを骨に定着させる働きがあるため、成長期の子どもの成長には欠かせない栄養素です。
また、血液を凝固させる働きがあるので、けがをした時に血が止まりにくい、月経量が多いなどがある子には積極的に摂ってほしい栄養素です。

ビタミンKが多い食品は
・モロヘイヤ
・つるむらさき
・のり
・わかめ
・ひじき
などです。

これらを食べる時は同じように「油」と一緒に摂ることで吸収率が上がります。
・アマニ油やエゴマ油をかける
・オリーブオイルで炒める
といったように、なるだけ質の良い油を使いましょう。

人参にも使って粘膜を強く

人参に豊富なβカロテンは体内でビタミンAに変換されます。

先ほどのビタミンKと同じように、ビタミンAは脂溶性のビタミンであるため、「油」と一緒に食べることで吸収率を上げることができます。

・生で食べる際はオリーブオイルやアマニ油・エゴマ油など良質な油をかける
・油で炒める

このように、油とセットで摂るように心がけましょう。

ビタミンAは強い粘膜を作るのに必要です。
・気管支が弱い(喘息など)
・胃腸が弱い
・ドライアイ
これらの症状がある場合は、粘膜を強くするためにビタミンAが多い食材を摂ることをおすすめします。

ビタミンAは人参の他に
・レバー
・うなぎ
・グラスフェッドバター
・かぼちゃ
・モロヘイヤ
に多いです。

上から3つは食材自体に脂質が含まれているので、そうでない野菜には上手に油を使って調理しましょう。

油料理とセットで出したい完全栄養食材

脂溶性ビタミンは油と一緒に摂ることで吸収率がUPするとお伝えしてきましたが、

その油を消化・吸収するために一緒に食べたい食材があります。

それは「卵」 です。

卵の黄身に含まれる「レシチン」は油を乳化して吸収しやすくしてくれる働きがあり、
さらに脳の発育にも必要で、記憶力・集中力を高めてくれる栄養素でもあります。

・油ものが嫌い
・油もので気持ち悪くなる
・油もので下痢をする
こんなお子さんは油の消化力が弱いかもしれません。

・脳を発達させる
・背を伸ばす
・体を大きくする

子どもが成長するために必要な脂溶性ビタミンを吸収するために、油の消化を助けてくれる卵を一緒に食卓に上げましょう。

レシチンは他にも大豆製品に含まれています。

油もの=揚げ物と連想しがちですが、DHA・EPAが多い魚なども同様です。

・この記事を書いたのは・・・山下みほこ 
分子栄養学で子どものココロと体を整えるための情報を発信中。

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