ご飯作りつらい

「ご飯作り」がしんどい人必見!栄養のプロが教えるすぐできる対策3選

2024/01/19
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子どものココロと体を整える!サンキュ!STYLEライターで分子栄養学カウンセラーの山下みほこです。

毎日の料理作り、好きですか?!

・栄養考えて、ちゃんと作りたいけど体がついていかない
・子どもに急かされてついイライラしてしまう

そんな方に読んで頂きたい内容です。

料理はエネルギー消費大

朝ごはん

料理って行動を分解すると、たくさんの家事になります。
・献立を考えて
・買い物をして
・食材の皮をむいて、切って
・ゆでる・焼く・煮る
・盛り付ける
・食卓に出す
など、こんなにたくさん行動があります。

さらには要領まで考える必要がある。
・ご飯を炊いている間に
・お味噌汁用の具材を切って火にかけて
・その間に副菜用の野菜をゆでて
・その間に肉を焼いて
・その間に使った鍋洗って
など同時進行で頭フル回転!

実は、料理をするのにはかなり脳のエネルギーを消費しています。

うつなどのメンタルトラブルを抱えている方がまず料理が出来なくなる、というのを耳にしますが、それだけ脳にとっては大変な作業だからです。

料理をする時間帯は要注意

料理をする時間帯は「エネルギー切れ」を起こしている時間帯でもあります。

朝起きてすぐや夕方、こんなことはないですか?

・ざわざわする
・胸騒ぎ
・訳もなく悲しくなる
・なんだかイライラする
・自己嫌悪

当てはまる!という方は、エネルギー切れを起こしているかもしれません。
エネルギー切れとは「低血糖」の状態です。

人は、食事からの糖をエネルギーとして使いながら、肝臓や筋肉にも貯蔵しています。
血糖が減ってくると、筋肉や肝臓に貯蔵されている糖を血糖として使います。

筋肉が少ない女性や子どもは血糖を枯渇しやすい傾向にあります。
・白米を抜いている
・朝食はコーヒーだけ
・少食
こんな習慣はないですか?!

エネルギーを持続できる食事量がとれているかな?
と今一度思い返してみて下さい。

すぐにできる対策3つ

つまみ食い

1.ながら食べ

家族のご飯やお弁当作りで、食事が後回しになっていませんか?
朝は忙しいから自分にまで行きわたらない、子どものご飯の残りを食べて済ませてる、そんな方におすすめなのが「ながら食べ」いわゆるつまみ食いです。

・子どものご飯をつくりながら自分もつまむ
・お味噌汁作りながら自分の分を注いで台所で食べる

少しでもエネルギーを補給して1日のスタートを迎えましょう。

2.分食

一度に量を食べられない、という少食・胃腸弱い人は、1食を2回に分けて食べる「分食」がおすすめです。

少食ということは、エネルギーを持続させる材料が体へ入ってこない状態。当然その状態では元気が出ません。
エネルギーが枯渇しつづけて体の負担にならないように、「分食」で確実に食事をとりましょう。

3.補食

「3食食べる」は大前提として、食間が空きすぎないように「補食」を取り入れるのもおすすめです。

空腹時間が長いと、体は筋肉や脂肪を分解してエネルギーに変えていきます。脂肪だけ分解してくれたらいいですが、そんな都合のいいことはありません。筋肉も一緒に分解されてしまうと、血糖の維持能力も弱くなってしまうので、代謝も落ちてさらに低血糖になりやすくなってしまいます。

補食を間にはさむことで、血糖が安定し元気が長続きします。

食べることで自律神経を整える

リラックス

不調が続いている方は、ご自分で「自律神経が乱れている」となんとなく認識されている方が多いです。
しかし、病院へ行っても自律神経の整え方までは教えてくれません。

低血糖の時は交感神経優位に働き、アドレナリンやノルアドレナリンなど、興奮系のホルモンを分泌して血糖を維持しています。

子どもってお腹空くとイライラし出しますよね。それと同じことが大人でも起こっていて、自律神経はストレス時と同じ交感神経優位になっています。

食べることで交感神経を緩めることができます。

元気を作るのは「食べるもの」

ファスティング・糖質制限など食べない食事法が流行っていますが、食べてないことで不調になっている方がすごく多いです。

女性・子どもは筋肉が少ないので、食べない食事法は不向きです。
・自律神経を整える
・こころを安定させる
・元気で過ごせる
ためには、きちんと食べる!を実践するだけで体が変わってきますよ。

・この記事を書いたのは・・・山下みほこ 
分子栄養学で子どものココロと体を整えるための情報を発信中。

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