【子育て】その口ぐせ、怠けじゃなくて栄養不足のサインかも!?栄養のプロが教える「子どもの口ぐせ別」栄養不足

2024/05/21
  • インスタで小学生の朝ごはんレシピを発信しています。もっと見る>>

分子栄養学カウンセラーでサンキュ!STYLEライターの山下みほこです。

お子さんの口ぐせ、次に当てはまるものはないですか?!

・朝起きてすぐに「疲れた」
・忘れた
・だるい、めんどくさい

これらは一見怠けとも取られがちな口ぐせですが、食事や栄養で解決できるかもしれません。

今日は口ぐせから読み解く栄養不足というテーマでお届けしますね!

朝起きてすぐの「疲れた」という口ぐせ

お子さんは、朝起きてすぐ「疲れた」という口ぐせ、出てないですか?

「起きたばかりで何もしてないじゃん!」とツッコミを入れたくなりますが、お子さんは本当に疲れているかもしれません。

こんなことないですか?

・少食
・夜ご飯の時間が早い
・夕食後のデザートにアイス
・歯ぎしり、食いしばりがある

当てはまるお子さんは、寝ている時に「低血糖」になっているかもしれません。

夜中に低血糖になると、本来寝ている時は副交感神経優位でリラックスしている状態ですが、血糖を上げるために交感神経を働かせ、あらゆるをホルモン分泌しています。

休まず働かされている状態が続き、朝起きた時は「疲れている」こんなことが起こっているかもしれません。

こんな時は、
・血糖値を乱す食後の甘いデザートを控える
・寝る前にバナナやおにぎり、スープなどで糖質を入れて寝る
・うどんやパスタなど血糖が上がりやすい小麦製品を控える

こんなことを気を付けてみて下さい。

「忘れた」という口ぐせ

たまにの忘れ物、「なんだっけ?」というのは、どんな子でもありますが、いつも「忘れた」と言って本当に覚えていない場合、「エネルギー不足」による低血糖が日常的におこっているかもしれません。

・朝ご飯食べない
・朝ごはんはパンと牛乳だけ、又はおにぎりだけなど、ほぼ糖質
・少食

こんな場合、エネルギー不足から低血糖となり、頭を働かせられない状態かもしれません。
低血糖の症状の一つに「記憶障害」というものがあります。

「エネルギーが続く食事を心がける」というのが対策になりますが、
・目玉焼きや卵焼きなどたんぱく質も必ず付ける
・バターをたっぷり使って調理する
など、糖質に偏らずにたんぱく質+脂質もしっかり摂ることを心がけましょう。

「だるい」「めんどくさい」という口ぐせ

思春期の子に多くなりがちな「だるい」「めんどくさい」という口ぐせですが、実はやる気ホルモンである「ドーパミン」不足かもしれません。やる気は気合いではなく、食べ物から作られているのです。

ドーパミンの材料はまず「たんぱく質」が第一に必要です。
・朝はパン
・昼はラーメンやうどん
・夜はパスタや焼きそば

このように小麦製品に偏ってしまうと、ドーパミンは作れません。
必ず毎食にたんぱく質を食べることを心がけましょう。

また、成長期に需要が高くなるのが「鉄」です。
鉄はドーパミンを作る過程で必要ですので、意識して摂っていきましょう。

・レバー
・赤身の肉や魚
・豚肉
・魚介類

こういった動物性食品に鉄が多いです。

野菜に含まれる鉄は吸収率が悪いため、上のような動物性食品と一緒に摂ることや、梅干し、酢の物、レモンなど、酸味のあるものと一緒に摂ることで吸収率がUPします。

成長期は栄養需要が高く、
・背を伸ばす
・性ホルモンを分泌
こういったことに栄養が持っていかれてしまい、不足してしまうケースが多いです。

だるい→やめよう
めんどくさい→やめよう

ネガティブな口ぐせの後の行動は抑制されてしまいます。

よし!やってみよう!という行動に移せる気持ちになるためには、しっかりとドーパミンの材料を意識して摂っていきましょう。

・この記事を書いたのは・・・山下みほこ 
分子栄養学で子どものココロと体を整えるための情報を発信中。

計算中

関連するキーワード