【タンス預金、や〜めた!】祖母の記念硬貨で気づいた、現金で貯めることのリスク
みなさんは、どんなお金の貯め方をしてますか?
私は長らく、コツコツと貯金箱での貯金をしていました。
いわゆるタンス預金の一種です。
「タンス預金は金額こそ増えないけど、会社の業績や為替変動で、お金が減らないから安心だよね!」
そんな現金貯蓄への積年の信頼が、ガクッと崩れた話をご紹介します。
東京五輪の新・旧記念コイン
キッカケは、祖母の遺品整理で発見した、東京五輪記念硬貨です。
左は、亡くなった祖母がコレクションしていた昭和39年の100円玉。
右が、2020年の100円玉です。
金額でいえば、どちらも同じ100円ですよね。
でも、その“100円”の価値は、時代とともに大きく変わっているんです。
昭和39年(東京五輪開催時)の物価
総務省のデータによると、1964年(昭和39年)の平均的な世帯の収入(月額)は、58,217円。
・中華そば(外食)は59.4円
・新聞代(1ゕ月)は450円
・大人の映画観覧料は221円
現在では信じられないほど、安いですよね。
2010年代〜2022年の物価
かわって、2012年(平成24年)のデータです。
・平均的な世帯の収入(月額)は、515,385円(2013年)
・中華そば(外食)は587円
・新聞代(1ゕ月)は3,250円
・大人の映画観覧料は1,800円
さらに新しい2022年(令和4年)のデータを、政府統計の総合窓口(e-Stat)の資料や、各社のHPより調査しました。
・平均的な世帯の収入(月額)は、617,654円。
・新聞代(1ゕ月)は約4,900円〜5,500円
・大人の映画観覧料は1,800円〜2,000円
昭和39年に比べて、物価がおよそ10倍になっています。
現金は、長期的に見ると価値が目減りするかも
約60年の間に、平均月給と物価の単純計算では、100円の価値はおよそ10分の1になっています。
お金が減らないはずのタンス預金には、“円”の価値自体が下がるというリスクがありました。
老後の生活資金といった長期で持ちたいお金こそ、
タンス預金をアテにしすぎてはいけないと実感するキッカケになりました。
現在でも、いざという時の生活費や学費、家族旅行代といった短期〜中期的な用途での現金貯蓄は継続中です。
ですが、リタイヤ後の資金の確保には、積極的に投資を活用したいと思います。
※貨幣価値は、企業物価指数や消費者物価指数など、さまざまな計算方法があります。
日本銀行の表も参考にしてください。
さいごに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご紹介した情報が、少しでも読者の方に役立つと幸いです。
私自身も執筆を通して、より良いライフスタイルを構築できるよう頑張って参ります!
どうぞよろしくお願いいたします。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLE ライター・こうむらゆうこ
週7日ワンオペで小学生と幼稚園児を育てる雑多ジャンルのWEBライター。『ラクして貯める』をモットーに、年間約100万円を貯蓄中。節約しながら楽しめるコストコ・業務スーパー等のグルメレビュー、ムダを減らした時短家事、日々の生活や買い物がお得になる株の話などをご紹介します。