これなら続く!心地良い暮らしと「もしも」への備えを両立させるアイデア4選
- 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>
こんにちは。
「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」がモットーの船員妻、Kota(コタ)です。
元旦に大きな地震があった今年。この時期恒例の防災リュックや備蓄品のチェックも、より入念にするつもりです。
小学生の娘2人がいる4人家族のわが家ですが、夫は船員という職業柄、年の2/3は不在。それだけに、「もしも」への備えはいろいろ試してきました。
今回はそんなわが家で実践している、暮らしの延長にあって続けられる、防災アイデアを4つご紹介します。
家具は背の低いものを選ぶ
作りつけのものを除くと、わが家にある家具は全て高さ80cm以下。
背の低い家具は重心が低いから倒れにくく、中のものが飛び出るリスクも減らせます。万が一倒れても、子どもたちの身長よりだいぶ低いので、頭の上から倒れこむことはなく、避難経路をふさいでしまう心配もありません。
もしもの時に安心なのはもちろん、ふだんから圧迫感が軽減出来て、部屋が広く感じられるのがメリット。背が低い分収納スペースが限られるから、モノの持ち過ぎ予防にもなります。
背が高い家具があるお家は、地震対策アイテム(固定器具、転倒防止シートなど)を取り入れたり、倒れた時を想定して、出入り口をふさぐ向きに置かないようにしたりするだけでも、減災効果が。
寝室はとにかくスッキリさせる
夜中に地震が起きたら、暗い上に寝起きでとっさの判断が難しく、日中よりも厳しい状況になるはず。
せめて避難経路にモノが散乱したり、家具が倒れこんで寝室に閉じ込められたりなんてことがないように、寝室には寝具だけと決めています。この部屋だけは、ポスターなどの壁インテリアも一切なし。
スッキリさせていれば、掃除がしやすくて清潔な睡眠環境を保てるし、余計なモノが目に入らないから、眠ることに集中出来るのも良いところ。
さらに、寝室の続きにあるファミリークローゼットには、懐中電灯、ヘルメット、スリッパをすぐ手に取れる場所に収納して、なるべく冷静に動ける仕組みづくりをしています。
飾るアイテムは、軽くて割れにくいものを「吊るす」
動かして掃除をするのが面倒で取り入れた、ハンギンググリーンやモビールなどの「吊るす系」インテリアは、空間を立体的に見せてくれて、癒し効果も抜群。
その上、地震が起きても倒れる心配がないから安心です。
それでも万が一を考えて、植木鉢は陶器ではなくスチールやプラスチック製、オーナメントは紙や木など、軽くて割れにくいものを選ぶように。また、ハンギングプランターは、地震で揺れた時にガラスを割らないよう、窓のない場所に取りつけています。
充電式の家電は、いつも満タンにしておく
コードレスクリーナーは、停電時でも割れたガラスなどを吸って安全を確保してくれる、お役立ち家電。
わが家では、リビングにアクセスしやすい冷蔵庫横を定位置に決めています。使い終わったらここに戻して充電する、をワンセットにしておけば、充電切れになる心配がありません。
ふだんから出番の多いコードレスクリーナー。家族とちゃんとルールを共有しておくと、「使おうと思ったのに充電がない!」のイライラとも無縁でいられます。
完璧じゃなくても、続けられる備えを
今回ご紹介した4つのアイデアは、元々は毎日を心地良く過ごすために始めたものです。そこにこれまで学んだ防災知識をプラスして、もしもの時にも役立つようにアップデートさせてきました。
防災は重くなりがちなテーマだからこそ、いつもの暮らしの延長で考えると、自分事にしやすいし続けられるはず。
自宅を最高の避難場所に出来て、日々の心地良い暮らしも叶う習慣、始めてみませんか。
◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
夫が船員のため、年の2/3は小学生の娘2人との3人暮らし。
「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしを今よりちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。