親へのギフトは「モノ」より「コト」がおすすめ!食事に誘うなら押さえておきたい3つのポイント

2024/09/20
  • 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>

こんにちは。クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活を経て、シンプルな暮らしを実践中のサンキュ!STYLEライター・Kota(コタ)です。

父の日や母の日、誕生日など、年に何度かやって来る親にギフトを贈る機会。これまで、母にはコスメや雑貨、父にはお酒など、いわゆる「モノ」をプレゼントしてきましたが、なかには生活にフィットせず、持て余していたものも。このままモノが増えていくと、管理もより大変になるはず…。

そこで、今年は「モノ」ではなく、「コト」を贈ることにしました。さまざまな「コト」の中から、まずはハードル低めの食事をチョイス。今回は、そんな「食事ギフト」で意識している3つのポイントをご紹介します。

親には「来てもらうだけ」で済むように+食事の前後も楽しめる街を選ぶ

親世代は、目的のない外出を面倒に感じる人が増えてくる印象。スーパーへの買い物や習い事など、日常的なことならこなせても、そのほかは、計画を立てる段階から億劫になることも少なくないようです。

だからこそ、場所選びなどの計画を立てる部分は、現役世代のわたしが担当。実家と自宅間は日帰りするには少し遠いので、お互いの中間地点+食事の前後にちょっと街歩きをしたくなるような、ふだんは両親が足を運ばないエリアを選びます。

街の様子や行き交う人たちの雰囲気が、地元とは違って新鮮に映るはず。いつもと違う刺激があると気持ちにハリが出るし、夫婦間の新しい話題が生まれるきっかけにもなりそうです。

ランチタイムがねらい目

ディナーだと、簡単には手が出ないお値段のレストランも多いですよね。でも、同じお店でもランチタイムなら、数千円でコース料理を楽しめます。ロープライスで良質なお店の食事とサービスを味わえるのが、ランチタイムの一番の魅力。

また、昼間は生活環境が違う人同士でも集まりやすいのもポイントです。夕食時間はライフスタイルによってバラバラだし、お店までの移動時間も考えると、全員にとってちょうどいい時間を設定するのは難しいもの。その点、ランチなら12時前後に設定しやすく、ゆっくり過ごしても帰りが遅くなってしまう心配がありません。

あえて孫は抜きで

両親に会うのは、ほとんどが学校の長期休みに小5と小2の娘たちと一緒に泊まりがけで行く時です。

毎回喜んで迎えてくれるものの、滞在中はどうしても子どもたちに話題を引っぱられがち。大人だけでゆっくり話す時間が取りにくく、話題も選ばなくてはいけないので、記念日ランチは娘たちを夫に任せて3人だけで過ごすことに。

2時間ほどのランチでも、大人のテンポで会話を進められる心地良さは格別。いつもは子どもたちの近況報告で終わるところを、両親の近況までじっくり聴ける余裕があります。

特に耳が遠くなってきた父は、大勢だと会話に加わりづらそうな時があるけれど、3人だけだとその辺りの配慮もしやすくて◎。

親世代は、わたしたち現役世代の相談役に回ってくれることが多いですよね。でも、親にも自分たちの暮らしがあって、時にはその中で感じたことを、パートナー以外の誰かに話したいと思うこともあるはず。

頻繁に会えないからこそ、たまには子ども抜きで、親の話をちゃんと聴く機会をつくりたい。こちらも親の近況が分かると安心だし、親にとっても良いリフレッシュになっていれば良いなと思います。

さいごに:「コト」ギフトを無理なく続けるために

両親も感激してくれたようで、「コト」ギフトへの切り替えはとっても好感触。

ただ、ランチにしても、コース料理×3人分(+アルコール)となると、それなりの金額に。そこで、これまではその都度ギフトを贈っていた親の記念日をまとめて、代わりに年に1~2回ランチに誘うことにしました。こうすれば、費用もほぼ同じ範囲で収まるから、無理なく続けられそう。

両親とわたしの3人だけで過ごす時間は、幼少期以来、数十年ぶりかもしれません。お店の情報をリサーチする新たな楽しみもできて、次回の食事が今から楽しみです。

◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
小2と小5の姉妹の母。元クルーズ船乗組員で、狭小船室生活+約4ヶ月の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。

厳選したもので暮らした当時の経験と、10年以上の完全ワンオペ生活から、「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。

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