衣替えのついでに見直そう!寒い季節の防災対策大丈夫?
- 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>
こんにちは。クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活を経て、シンプルな暮らしを実践中のサンキュ!STYLEライター・Kota(コタ)です。
寒さがぐっと本格化して、衣替えを済ませた方も多いのではないでしょうか。それと合わせて入れ替え&ちょい足ししておきたいのが、防災アイテム。
今回は、ふだんの暮らしでも使えて、冬に備えておくと安心なアイテムを3つご紹介します。
1.使い捨てカイロ
夏仕様の防災リュックには、冷感タオルや汗拭きシートなど、暑さや汗対策グッズを入れていました。それらを使い捨てカイロに入れ替えるだけで、あっという間に冬仕様のリュックに。
冬の災害時に大切なのは、寒さへの対策。使い慣れているカイロなら、もしものときも安心して使えますよね。手頃な値段でどこの店にも置いてあり、収納場所を圧迫しないのもポイント。
貼るタイプや貼らないタイプ、大きさもさまざまですが、わが家で常備しているのは、使い慣れたレギュラーサイズの貼るタイプ(12.5×9.5cm)とミニサイズの貼れないタイプ(9.6×7.0cm)の2種類。これを箱買いしておき、寒い季節には外に長時間いる日や、お腹まわりを温めたい生理中などに活用しています。
リュックを夏仕様に替えるタイミングで取り出して、次の冬に優先的に使うようにすれば、使用期限が切れてしまうこともありません。
2.フリーズドライのみそ汁・スープ
災害時の食料備蓄として、長期保存食もある程度備えていますが、小学生の娘たちには食べにくいものもあるのが正直なところ。そこで、ふだんから食べ慣れているものを食べながら備える=ローリングストックの割合を増やしていこうと考えています。
寒い季節に多めにストックしておきたいのは、体を芯から温めてくれる温かい食べ物。災害時には、不安な気持ちを和らげてくれる効果も期待できます。
お湯を注ぐだけで食べられるフリーズドライのみそ汁やスープなら、ふだんの食事に「あと1品欲しい」ときに頼りになるうえ、もしものときは最小限の水でつくれて、野菜が摂れるのも心強いですよね。
わが家では、肉と野菜がバランスよく摂れる豚汁と、1食に約半個分の玉ねぎが入っているオニオンスープをストックしています。どちらも子どもたちも大好き。日常的に使う乾物や乾麺と同じキッチンの引き出しに収納して、手に取りやすく在庫が一目で分かる状態に。
3.カセットコンロとカセットガス
先にご紹介したフリーズドライの汁物をつくるのに欠かせない、カセットコンロとカセットガス。お湯を沸かしたり温かい食事をつくったりと、特に寒い季節の災害時には重宝するはず。
わが家では、冬にお鍋を囲む日に意識して食卓で使うようにしています。そうすることで、カセットガスの在庫や使用期限を定期的に確認できるだけでなく、1本のガスでどれくらい使えるかを体感するのにも有効です。ちなみに、カセットボンベは製造から約7年以内に使い切るのが目安だそう。
日常的に使いやすくするためのポイントは、そこそこ手に取りやすい場所に収納すること。頻繁に使うアイテムではないからこそ、奥にしまい込むと存在を忘れがち。わたしの場合は、他の道具の出し入れの邪魔にならず、自然に目に入るキッチンの吊り戸棚が最適解でした。
さいごに
3月と9月に備えを見直す方は多いと思いますが、それらにくわえて、衣替えのタイミングで防災グッズも季節に合わせた内容にしておくと安心です。
今回ご紹介した3つは、どれもふだんの暮らしで使えるものばかり。防災を特別なものにせず、日常に落とし込んで続けやすくするという意味でもおすすめです。
◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
小2と小5の姉妹の母。元クルーズ船乗組員で、狭小船室生活+約4ヶ月の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。
厳選したもので暮らした当時の経験と、10年以上の完全ワンオペ生活から、「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。