家事に向かう気持ちを軽くするために心がけている3つのこと
- 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>
こんにちは。クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活を経て、シンプルな暮らしを実践中のサンキュ!STYLEライター・Kota(コタ)です。
さまざまな発信で目にする「ラク家事」のテクニック。ほんの少しの工夫で暮らしがぐっとスムーズになり、とっても助かりますよね。わたしも気になるアイデアは積極的に試しています。
そんなテクニックと同じくらい大切にしているのが、家事に取り組むときのマインド。今回は、家事に向かう気持ちを軽くするために心がけていること3つをご紹介します。
1.子どもを最優先にしすぎない
わが家は、小2・小5の娘2人と夫の4人家族です。毎日の献立や外食先を決めるとき、「自分は〇〇の気分だけど、子どもが食べられないからやめておこう」となりがちだったわたし。
娘たちが小さかったころは特に顕著で、フードコートに行けばうどん一択。ラーメンやスパイスの効いたお肉をがっつく夫を横目に、彼女たちが残すことまで想定して、自分の分は最小限に。家ごはんの献立を考えるときも、子どもが食べられないメニューは基本不採用。
そうして自分を後回しにするのが習慣になると、家事・育児の義務感ばかりが強くなったのにくわえて、食事以外の場面でも「本当の自分はどうしたい?」が分からなくなってしまいました。
娘たちが小学生になった今では、わたし自身が食べたいものをつくる日を意識的に設けるようにしています。そんな日は、好き嫌いが多い次女は、お米しか食べない、なんていうことも。「せっかくつくったのに...」という思いがなくはないですが、「自分のためなんだから、これで良い!」と切り替えるように。
食事という、ささやかだけれど日々繰り返す行為で、「自分はどうしたい?」を聞く練習をすることで、ほかの場面でも本当の気持ちを拾い上げやすくなるはず。
家族のためという義務感だけでなく、そこに母の意志をプラスすると、同じ家事でも心理的な負担がグッと軽くなる気がします。
2.小さな家事で迷わない
洗濯物の乾燥が終わったけれど、フィルターとパッキンのホコリ取りは明日まとめてやろうかな...。洗い物が少ないから、食洗機じゃなく手洗いにしようかな...。などなど、日々の家事にはちょっとした迷いがつきもの。
その都度一瞬立ち止まって考えても、結局いつもと違う選択をして後悔したり、小さな判断を繰り返すことで何だか疲れてしまったり。
そうならないために、小さな家事はルール化しています。例えば、洗濯機の乾燥が終わったら、フィルターとパッキンのホコリ取りまでをセットで済ませる。1人で食べることが多い昼食以外は、洗い物は食洗機にお任せする...など。
こうすれば、迷う時間が減らせるのはもちろん、決断疲れを防いで、より大切なことに集中しやすくなる効果も。
3.「先取り家事」は、ほどほどに
未来の自分がちょっとラクになる先取り家事。予定が詰まっているときは特に、助けられることも多いですが、やりすぎには要注意。先取りをして生まれた時間にそのまた先の家事をこなして消耗したり、先取りばかりして逆に時間が足りないような気がしたり。
家事には終わりがないからこそ、先取りにも区切りをつけて、「先のことはそのときやれば大丈夫」という意識も忘れないようにしています。
ちょうどいいバランスを保つのに有効なのが、スケジュールとTo Doを手帳に書き出すこと。こうして見える化すると、むやみに先を心配し過ぎず、適度に家事貯金もできて良い具合です。
さいごに
暮らしをまわすうえで避けて通れない家事。特に主婦はメインで担うことが多いので、できるだけラクに手早く済ませたいですよね。
ラク家事テクニックを駆使するのと合わせて、気持ちの面でのマイルールを持っておくこと。これが、毎日続く家事をなるべく不機嫌にならずにこなすカギなのでは?と思っています。
◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
小2と小5の姉妹の母。元クルーズ船乗組員で、狭小船室生活+約4ヶ月の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。
厳選したもので暮らした当時の経験と、10年以上の完全ワンオペ生活から、「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。