【冷凍保存】きゅうりを冷凍するデメリットは?食材の変化を活かした調理法と簡単レシピ
料理家・食品ロス削減コンサルタントの佐々木麻衣です。
今回はきゅうりを冷凍するデメリットについて解説しながら、
デメリットを活かした美味しい調理方法をご説明します。
そして、冷凍きゅうりの特徴を活かした簡単レシピをご紹介したいと思います。
きゅうりは冷凍できる?デメリットは?
そもそも、水分の多いきゅうりは冷凍できるのか?
とゆう点ですが冷凍可能です。野菜のほとんどは冷凍ができます。
夏場のように食材が傷みやすい時期や、多く購入した際には冷凍することで保存期間が延びますので、
食材を痛ませることなく長い期間楽しみながら使い切ることが可能になります。
ですが冷凍保存では食感や見た目の変化など次のようなデメリットも多くみられます。
冷凍で起こる変化
これは冷凍したきゅうりの表面です。
冷凍することで保有している水分が膨張し、皮が裂けたことからゼブラ柄のように変化しています。
割ってみると氷の空洞が幾つもできていました。
このことから生の状態とは異なり、
冷凍することで食感が変わり全体的に水っぽくなることがわかります。
このように冷凍することで食材へ与えるダメージは避けられませんので、
保存の際に工夫を加えたり食材の変化を活かした調理をすることがポイントになってきます!
冷凍保存の方法
きゅうりを冷凍する方法はいくつかあります。
どんな料理に利用するかによっても、保存方法を変えると調理がしやすくなります。
・カットせずに保存
・角切りや乱切りなど切り方を変えて保存
・薄切りにし塩もみして水気を切って保存
利用用途が決まらない場合は、そのまま保存しても良いです。
水にくぐらせることで切りやすくなります。
角切りや乱切りにする場合は小さめに切ることで、漬物などに利用できます。
冷凍庫はとても乾燥しています。
保存する際には必ず密閉できる袋や容器に入れて酸化や冷凍焼けから食材を守るようにしましょう。
デメリットを活かした調理法と簡単レシピ♪
デメリットと感じられる「食感の変化と水っぽさ」ですが、
組織変化でできた実の空洞に味が入り込むので、短時間で味の入りがよくなります。
どうしても水っぽい場合は絞って水気を切ることで解決しますよ。
酢の物に利用する場合は水気を切らずに利用しても美味しく仕上がります。
加熱する際には火の入りも早くなるので、生のものと比較すると短い時間で調理ができるようにもなります。
ごはんが進む!きゅうりの醤油煮
●材料 2人分
冷凍きゅうり 1本
醤油 大さじ1、1/2
砂糖 小さじ2
●作り方
1.冷凍きゅうりを薄切りにして水気をしぼる。
2.小鍋に冷凍きゅうりと調味料を加え、混ぜながら弱火から中火で加熱する。
3.水分がなくなってきたら完成。
加熱の際に、醤油が焦げないように気を付けてください。
白米はもちろん、カレーなどに福神漬けの代わりとして添えるのもおすすめです。
◆記事を書いたのは・・・佐々木麻衣
料理家・食品ロス削減コンサルタント・冷蔵庫収納スペシャリスト。
食品ロス削減ガイドブックの食材保存・レシピ監修の他、講座や料理教室の開催。
その他、親子の畑収穫体験を運営しています。
メディア出演や、自治体からの講演依頼も多数。
プライベートでは1児の母です。
ラクして家計費を減らす【食材の保存方法・冷蔵庫の収納術】の提案が得意です。