真っ黒バナナは食べられる?その注意点と美味しく食べる活用法
料理家・保存アドバイザーの佐々木麻衣です。
物価高騰の中、比較的安価で価格が安定しているバナナ。
娘がバナナ好きとゆうこともあり我が家では常にストックしています。
おやつや朝食にも活躍してくれるバナナですが、油断しているとあっという間に皮が真っ黒に。
今回は購入の際の見分け方や長持ちする保存法、黒ずんだ場合の注意ポイントなどをご紹介します。
美味しくて長持ちするバナナのチェックポイントとは?
輸入バナナは未熟の状態で日本に運ばれてきます。
お店では「どれが美味しいかな?」と迷う方も少なくないのではないでしょうか。
購入する際は皮や大きさをチェックすることが多いですが、実はポイントが3つあります。
軸がしっかりしている
幾つも連なるバナナの軸部分が固くしっかりしているものを選びましょう。
太くて短いものは果肉も太くてしっかりしている印象です。
表面の色や形
全体的に黄色く、色づきがよいもの。そして太くて丸みのあるものを選ぶと良いです。
食べごろを購入したい場合は、黒い斑点(シュガースポットと言われる)が出ているものが完熟のサイン。
日持ちをさせたい場合は、軸や先の部分が緑色の完熟前のものを購入すると良いです!
キズや傷みのないもの
表面にキズがないもの、ぶつかった等で部分的に茶色く変色していないかもチェックします。
冷蔵保存のタイミングは?
季節や温度によってスピードは異なりますが、常温で保存しながら少しづつ完熟が進みます。
購入後に食べ切るまでに時間がかかる場合は野菜室で保存するようにしましょう。
完熟スピードが緩やかになり、より長い期間保存が可能となります。
バナナの冷蔵方法
早い段階でバナナを冷蔵することで保存期間を延ばすことができます。
一本づつ分けてキッチンペーパーや新聞紙で包み、ラップやポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。
ただし、シュガースポットが出る前に冷蔵に入れてしまうと甘みが弱くなる場合があります。
甘味を出したい場合は、シュガースポットが出てから冷蔵保存することをおすすめします。
またバナナの皮が黒ずむ原因のひとつとして「低温障害」もあげられます。
冷えすぎないようにするのも大切です。
食べる際に気を付けるポイント・おすすめの活用法
皮が黄色い状態と変わらずに食べられますが、皮が黄色い状態の時よりも果肉が柔らかいので、お菓子などの料理の材料としての利用がおすすめです。
我が家では牛乳と合わせてバナナセーキにしたり、ホットケーキミックスに混ぜてバナナパンケーキとして消費することが多いです。
皮を剥いた時に黒い部分が広範囲に広がっているかや、異臭やカビがある場合は食べるのは控えましょう。
必ずチェックするようにします。
消費に時間がかかる場合は冷凍保存!
購入後、消費するまでに時間がかかる場合は冷凍保存しましょう。
使いやすいようにカット、または潰して保存すると良いです。
冷凍保存中に酸化・乾燥を防ぐため、必ず保存袋に入れて保存することをおすすめします。
◆記事を書いたのは・・・佐々木麻衣
料理家・食品ロス削減コンサルタント・冷蔵庫収納スペシャリスト。
食品ロス削減ガイドブックの食材保存・レシピ監修の他、講座や料理教室の開催。
その他、親子の畑収穫体験を運営しています。
メディア出演や、自治体からの講演依頼も多数。
プライベートでは1児の母です。
ラクして家計費を減らす【食材の保存方法・冷蔵庫の収納術】の提案が得意です。