【防災備蓄】冷凍庫は備蓄の宝箱!もしもの時も役立つ日常でできる冷凍の備蓄
料理家・保存アドバイザーの佐々木麻衣です。
今回は冷凍を使った防災備蓄についてご紹介します。
日常の中で習慣的にできる備蓄です。
ぜひチェックしてくださいね。
習慣的にできる冷凍備蓄とは
日頃から災害時に備えて備蓄を行うことは、命を守るえうえで重要です。
非常食として缶詰やレトルト食品などが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
しかし非常食は価格が比較的高く、種類を揃えるには負担が大きくなります。
実は日常的に取り入れられている食材の冷凍は、災害時には非常食としても役割を果たしてくれます。
非常食としてのメリット
災害時の視点からもメリットは多くあり、その一部として
・災害時に不足しがちな野菜を摂取できる
・レトルトの非常食よりも格段に安価
・普段の食事との併用ができる
・停電時に冷蔵室に移すことで冷たさを長持ちさせることができる
・溶けたあとはすぐ調理に利用できる
・毎日の家事の合間に簡単に作ることができる
備えたい食材
毎日利用する飲料水・バランスの良い食材はもちろんですが、普段家庭ごとに毎日食べている食材を備蓄しておくことがおすすめです。
災害時にはレトルト食品が中心となる可能があります。
そんな時に日常的に口にしていたものを摂取することで疲労しきった中でも安堵感を感じることができ、精神的にも良い効果があります。
野菜・魚・肉
非常食として肉や魚の缶詰は多くありますが、比較的高値なうえ人数が多い家庭ではすぐ底をついてしまいます。
魚や肉は、特売などに多めに購入して一部を冷凍しておくことで節約にもなりますし、日常的にも使える備蓄食材となります。
特に魚や肉を調味料と合わせて冷凍保存する「下味冷凍」は、調理時に新たに味付けをする必要なく調理ができるので災害時には大変便利です。
また、災害時には野菜の摂取が難しくなりますので冷凍しておくと役立ちます。
一度冷凍した野菜は火の通りが早く味がしみやすいのもポイントです。
炊飯後のお米
災害時には電気の供給までに長期間かかる場合があり、すぐ炊飯器が利用できないことが考えられます。
またカセットコンロで炊飯する場合も、非常時に大切なガスを長時間消費することになります。
なにより必要な水の確保ができない場合も考えられます。
炊飯後のお米を冷凍しておくことで、温めるだけで食べることができますので役立ちます。
保存袋に入れて平らに保存すると使いやすいです。
スペースを最小限にすることができますので日常の中でもコンパクトにストックしやすいです。
使いやすいように割れ目を入れて冷凍しておくことで必要な分を取り出しやすくなります。
水
ペットボトルに水を入れて冷凍しておくことで、災害時には保冷剤として役立ちます。
また溶けた後は飲料水として利用することができます。
断水した際には水の確保が難しくなります、常温の非常水の備蓄の他にも持ち歩けるサイズのボトルをいくつか冷凍しておくと良いでしょう。
冷凍庫は備えの宝箱
冷凍保存は食材の長期保存を可能にすることで防災備蓄としての役割も果たしてくれます。
また冷凍室を隙間なく詰めることで省エネ効果も期待でき、家計にも優しく食材のロスまでも防いでくれる保存術です。
市販の防災グッッズや非常食の備蓄と共に、冷凍備蓄も始めてみてはいかがでしょうか。
◆記事を書いたのは・・・佐々木麻衣
料理家・食品ロス削減コンサルタント・冷蔵庫収納スペシャリスト。
食品ロス削減ガイドブックの食材保存・レシピ監修の他、講座や料理教室の開催。
その他、親子の畑収穫体験を運営しています。
メディア出演や、自治体からの講演依頼も多数。
プライベートでは1児の母です。
ラクして家計費を減らす【食材の保存方法・冷蔵庫の収納術】の提案が得意です。