自分の理想の人生とマネープランを考えてみる
こんにちは。税理士・ファイナンシャルプランナーの高田文乃です。
突然ですが皆さんは自分の人生をどのように生きたいと思っていますか?
そのためにはどのくらいお金が必要か、計算したことはありますか?
ライフプランシートで人生が可視化できる!
ファイナンシャルプランナーは相談者にとって必要なお金の見積もりをするために「ライフプランシート」とよばれる表を作成することがあります。
これは主にライフイベントごとに訪れるお金の収支を一覧表にするものですが、このシートに向き合うことは人生設計を構築することに繋がります。
もちろん設計書をつくったところでその通りになるかどうか、確実なことはありません。それでも自分で自分の生き方を決め、そのために必要な行動とお金について考えるという何よりも大切なことがライフプランシートを作成することで可視化することが出来るのです。
まずはウオーミングアップから!自分の理想の人生を考えてみましょう
具体的なマネープランニングを行う前に、まずは自分が人生を通してやりたいことが何なのかイメージしてみましょう。
ぜひコーヒーやスイーツとお気に入りのノートを用意してリラックスして書き出してみてください。
・家族と笑顔で過ごすために快適な家作りの中心を担いたい
・趣味のハンドメイドを続けてオリジナル商品を作りたい
・子育て中も仕事を続けてキャリアを築いていきたい
・毎年家族で旅行に行って人生の思い出をたくさん作りたい
など、自分が思う理想で構いません。
やりたいことをしている時の自分はどんな感情を味わっているでしょうか。
わくわくしたり、幸せは気分に包まれているのではないでしょうか。
具体的なマネープランを記入してみましょう
前向きな気持ちがイメージ出来たら、マネープランを書き入れてみましょう。
まずは縦軸に自分と家族の名前を書き入れ、横軸の一番上に西暦を記入して自分も含めて家族の年齢を書きだしていきましょう。30年から40年分くらい用意してみましょう。
次に既に決まっているライフイベントを入れていきます。子どもの保育園入園、小学校や中学校への入学時期など年齢によって決まっていることは書き出しやすいですね。おけいこや塾などを始める予定があれば書き入れておくのもよいですね。
その後に住宅や車の購入などのライフイベントや先ほど書き出した自分の夢や目標もぜひ入れてみてください。自分のことだけでなく、家族の予定や目標についても一緒に記入していきます。
ここまで出来たら次は収支を書き加えます。
縦軸の下に自分の年収、配偶者の年収そして収入の総計欄、主な支出として住宅費用、生活費、教育費、その他の支出の項目を作ってそれらを合計する支出総計欄を作ります。一番下が貯蓄残高欄です。作成スタート時点の貯蓄を加算して各年の貯蓄残高を可視化しましょう。
一度書いたら終わりではなく、何度も見返すことが重要
完成したシートを見ながら支出の見直しを行ったり、収入を増やすことを検討したり具体的な行動に繋がるように活用しましょう。
そしてシートは何度も見返して理想の人生と重ね合わせながら何を優先していくのか考えてみることも大切です。
複数枚作成しても構いません。また、一度作成したら終わりではなく、いつでも作り直していきましょう。
将来の不安から漠然と過剰に貯蓄を考えるのではなく、具体的な数値として眺めて多方面から人生とお金について俯瞰してみましょう!
・記事を書いたのは・・・高田文乃(税理士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/宅地建物取引士)
10歳と3歳の娘と夫4人家族