
話題の高額療養費制度って何?【保険をえらぶ時に大切なこと3選!】
今、ニュースでよく聞く「高額療養費制度」。
高額療養費制度の負担上限額の引き上げが検討されたり、見送りが発表されたり、話題となっています。
そもそも、高額療養費制度ってどんな制度?
私たちが病気やケガで困ったとき、何に気をつけたらいい?
もしもに備えて、民間の保険を準備したいけど、どんなことに気をつけて選ぶべき?
昨年夏に肩の脱臼骨折を経験し、現在も週3回リハビリに通う筆者の経験も交えながら、
【保険をえらぶ時に大切なこと3選】をお伝えします。
今話題の高額療養費制度ってどんな制度?
そもそも、「高額療養費」ってどんな制度なんでしょうか?
日本では、会社員には健康保険や協会けんぽ、自営業者は国民健康保険、75歳以上の方には、後期高齢者医療制度など、原則すべての国民が公的医療保険に加入することが義務付けされています。
そのため、病気やケガで医療費がかかっても、その一部だけを負担すれば済むようになっているのです。
治療で高額な費用がかかってしまった場合には、ひと月にかかった医療費が自己負担額を超えた場合、
超えた分が支給される仕組みが「高額療養費制度」です。
そのため、医療費の自己負担額は、その人の年齢や所得によって変わるものの、ちゃんと上限があります。
「医療費が無限にかかったら…」という心配がないことは、安心につながると言えますね。
保険をえらぶ時大切なこと① 先進医療など自己負担の治療に備えられている?
そんな制度を抑えたうえで、医療保険をえらぶ時に大切なことを考えていきましょう。
1つ目は、「先進医療など自己負担となる治療に備えられているか?」ということです。
先進医療とは、厚生労働省によって定められた高度な医療技術を使った特定の治療のこと。
もちろん先ほど触れた公的医療保険との併用が可能ですが、先進医療にかかる費用は全額自己負担となっているのです。
がんの治療のひとつである陽子線治療やも、先進医療のひとつ。
治療によってはたいへん高額になるところが心配の種に…。
闘病しながら、お金のことを気にするのは、想像以上に大変です。
私自身も、まだ未就学の子どもがいるため、もしもの時にはお金の不安なくしっかり治療をしたいと考えています。
先進医療の費用を保険でまかなうことが出来れば、お金の心配なく、安心して最新の医療を受けることができるのではないでしょうか?
民間の医療保険を選ぶ際や見直しする時には、ぜひ「先進医療など自己負担になる治療もカバーしてくれるか?」を確認してみてくださいね!
保険をえらぶ時大切なこと② 今の時代に合った内容になっている?
医療保険を選ぶ時大切なこと2つ目は、「今の時代に合った内容になっているか?」です。
以前は、どちらかというと長期での入院を心配される方が多かったため、民間の医療保険も「入院をカバーしていれば安心!」という内容のものが多かったと思います。
今は、どちらかというと入院は短期の傾向に…。
手術をするにも内視鏡などで体の負担が少なくできるため早く退院できる…など、医療の進歩も理由のひとつですが、高齢化や医療費の適正化のため入院日数の短期化しようとする背景も大きな理由と言えます。
ただし、入院自体は短期化していますが、逆に通院は増加傾向に!
私自身、昨年夏に自転車で転んで救急車で運ばれた経験があります。
肩の脱臼骨折で全く手が動かない状態でしたが、入院は1日だけ。
退院後に、通院しながら手術や治療内容について相談をするということになり、ケガから9か月がたった今でも通院にてリハビリを行っています。
民間の医療保険を選ぶ際や見直しする時には、退院後の通院も保障されるか?など、
「今の時代に合った内容になっているか?」をぜひチェックしてみてくださいね!
保険をえらぶ時大切なこと③ 期間は終身になっている?
医療保険をえらぶ時大切なこと3つ目は、「 期間は終身になっているか?」です。
ご存じの通り、今や時代は「長生き」の時代!
厚生労働省が発表している簡易生命表によると、女性の2人に1人は90歳まで長生きされるというデータも出ています。
そのため、「80歳までで保障期間が切れてしまう…」という内容のものだった場合、
高齢になってから新たな医療保険を探すことになるため、費用的にも内容的にも難しくなってしまいます。
医療保険を選ぶ際、見直しする時には「期間は一生涯、終身で保障される内容か?」をぜひチェックしてみてくださいね!
大切なのは、時代にあわせて見直しをすること!

医療保険をえらぶ時に大切なこと3選、いかがでしたか?
保険で大切なのは、「時代に合わせて定期的に見直しをすること」!
高額療養費制度や医療についてのニュースについても、
「私は健康だから関係ない…」「若いから知らなくていいかな…」と思うのではなく、
ぜひアンテナを張ってみてください!
★この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライター しまおか美鈴
毎月赤字の浪費家銀行員→住宅ローン完済を実現!
マネー(お金)とライフ(くらし)のスタイリストとして活動中のファイナンシャルプランナー。
家事に、育児に、仕事に毎日忙しい女性でも取り入れやすい貯蓄や資産運用の仕組みづくり、頑張りすぎない家計管理のコツを発信しています。