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急増中!【財布をバラバラに管理する夫婦】の注意点4つって?

2025/04/29
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共働き世代が増加し、別々に財布を分ける夫婦が急増していること、ご存知でしたか?

ファイナンシャルプランナーである筆者が、年間200件以上のお金の相談を受ける中で感じた【財布をバラバラに管理する夫婦】の注意点を4つお伝えします。

別財布で家計を管理されている方は、ぜひチェックしてみてくだいね!

注意①相手が貯めてくれていると思い込み…

空っぽの財布
出典:写真AC

【財布をバラバラに管理する夫婦】の注意点1つ目は、パートナーの収入や支出、貯蓄額を把握しにくいという点です。

そのため、相手がお金を貯めてくれていると思い込み、必要な時にお金が貯まっていない!という悲劇が起こる可能性も…。

特に住宅購入や出産を考えている夫婦の場合は、ふたりで計画的な貯蓄や家計管理をしていくことが大切です。

特にどちらかが浪費家タイプだとしたら…
無駄遣いに気付くまで時間がかかってしまうため、特に注意が必要かもしれません。

注意②お互いの資産運用の内容を把握していないと…

別々の財布
出典:写真AC

【財布をバラバラに管理する夫婦】の注意点2つ目は、パートナーが資産運用している内容を把握していないことで見舞われるデメリットです。

お互いの内容を知らない夫婦は、お互いがどんな資産運用をしているか知らないことがほとんど。

例えばNISAで外国株式投資信託など、夫婦で同じような資産運用を行ってしまい、同じタイミングで損失が出てしまう…ということも多く見受けられます。

また、相手がハイリスク・ハイリターンな投資を好む場合も注意が必要!!
家族としてお金が必要になるタイミングに「損失が出ていて、使えるお金がない!!」ということにならないように、夫婦で違った投資対象に分散することが大切です。

注意③支出別に担当した結果、思わぬ不平等が…

悩む女性
出典:写真AC

【財布をバラバラに管理する夫婦】の注意点3つ目は、支出別・項目別に生活費を分担することで不公平だと感じる場合がある点です。

夫婦どちらかが食費、どちらかが光熱水費…など

支出別に担当制にしていると、例えば最近のように物価が上がったり、電気代が高騰したりした時に
どちらかの負担が増え、不平等になることが否めません。

また、お子様がいるご家庭は教育費にも注意が必要です。
小さい時は習い事の費用など軽い負担で済みますが、塾代、入学費用、学費などの負担が大きくなってくると、
家計は混乱しがちになってしまいます。

特別な支出が発生するたび、どちらか負担するかを決める必要が出てくることも、
頭を悩ませているご夫婦が多いなと感じます。

注意④病気や働けない時、ピンチが来ると…

病気
出典:写真AC

【財布をバラバラに管理する夫婦】の注意点4つ目は、病気や働けなくなるなどピンチの時に家計管理を抜本的に見直さなくてはならなくなる点です。

夫婦で別財布の場合、お互い順調に共働きが維持できている間は良いのですが…

例えば病気やケガでの休職、産休・育休中、さまざまな理由で働くことができなくなった時…
今までと変わらず、別々の財布での家計管理を維持することは難しくなってしまいます。

人生のピンチの時に慌てなくていいように、日頃から家計管理を考えておく必要がありますね。

自分たち夫婦に合った家計管理と資産形成を見つけるために。

ファイナンシャルプランナー

夫婦で財布を別にするか、一緒にするべきかは、ご家庭によって様々な判断があるでしょう。
そして、どちらが正解!と一概には言えません。

ちなみに我が家では、お互い一定の金額を共通の口座に入れ、そこから家族としての支出を引き落としするというスタイルに落ち着いています。
いろいろ紆余曲折がありましたが、お互いの収入に応じて出し合う割合を決めることで不平等を解消することができました。
家族の将来に必要な貯蓄も、共通の財布から積み立てや資産運用をするようにしています。

そして、もちろん共通の財布の使い道は夫婦で必ず共有し、今後の資産形成も相談して決めていくことを徹底!

「そんなの知らなかった!」
「なんで早く言ってくれなかったの?」
住宅購入や出産など、人生の一大イベントにお金のことで食い違ってしまうことがないように。

一番大切なのは、「自分たち夫婦に合った家計管理や資産形成を見つけること」!
皆さんも、ぜひ夫婦で考えてみてくださいね。

★この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライター しまおか美鈴
毎月赤字の浪費家銀行員→住宅ローン完済を実現!
マネー(お金)とライフ(くらし)のスタイリストとして活動中のファイナンシャルプランナー。
家事に、育児に、仕事に毎日忙しい女性でも取り入れやすい貯蓄や資産運用の仕組みづくり、頑張りすぎない家計管理のコツを発信しています。