
雛人形から考えた!モノを大切にするという事
京都で活動する『まるっとおかたづけ』整理収納アドバイザーの高橋香織です。
雛人形を飾っていたご家庭ではそろそろ仕舞い終えたところでしょうか?昔から仕舞うのが遅れると結婚が遅くなるなんて習わしや、飾る時期が地域によっても変わってきますね!
今回は、「モノを大切にする事」の意味を紹介したいと思います。
当たり前を崩して、七段じゃないとダメ!をやめてみた
今年、実家からお内裏様とお雛様のみを譲り受けて、初めて娘達の為に自分の手で自宅に飾りました。
元々は重い金属性の組み立て式の階段と大きな赤い布、お内裏様とお雛様、三人官女や五人囃子など全部で十五体の人形と色々なお道具がセットになった立派な七段飾り。
飾る場所と収納する場所を考えると、なかなか安易に譲り受ける事が難しく…。ずっと私は、七段揃っての雛人形と思っていました。
ですが、思い切ってお家裏様とお雛様とそれぞれの飾りのみを譲り受ける。その他の人形などは、実家に引き続き保管してもらう事に。
新しい発想!来年は三人官女を飾ってみようかな?!

100円均一で赤いフェルトを購入し、リビングで使用している無印良品のステンレスユニットシェルフの一部に雛人形スペース作成。
そこにお内裏様とお雛様、高さがギリギリですがぼんぼりも飾る事が出来ました。ちょっと狭そうですが…。
飾り終えてふと、今は自宅に連れて来ていない三人官女や五人囃子が懐かしくなります。
変わった発想の様にも感じますが、七段飾り全て飾れないなら、来年はお内裏様とお雛様はお休みしてもらって、三人官女を飾って、再来年は五人囃子を飾るなども良いかもと思いつきました!
モノを大切にすると言う事
最近は、実家で母が飾っている時がたまにありましたが、ここ2,3年は仕舞いこんだ状態に。
祖母からの贈り物だった事もありとても大切にしたいと思っていた雛人形です。日々の忙しさに追われ、自宅でゆっくりと子供達が雛人形を見ながら過ごす時間を作れていませんでした。
モノを大切にするという事は、「大切に保管する事」ではなく「大切に使う事」。
使う事が出来ないなら手放して使ってくれる人の手に渡す事も大切な行動だし、そのままで使えないのなら何か工夫をして使えるようにする事も大切です。
これから実家に置き去りにしてしまっている、三人官女や五人囃子達と向き合って、判断をしようと思っています。
もし、我が家に連れてくるとなると収納スペースの確保が最難関なハードルとなりそうです。
この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライター 高橋香織
元MUJIスタッフ・歳の差3姉弟の母 整理収納アドバイザー。お客様の片づけサポートでは無印良品の家具や収納用品の提案が得意。11歳の長女、9歳の次女、2歳の長男の歳の差姉弟の母。