
散らかりすぎて動けない時のレスキュー片付け法
整理収納アドバイザーのワトコです。「部屋を片付けなくてはと思うけど、見て見ぬふりをしたくなる」「どこから手をつければいいのかわからない」
そんなふうに、気づけば部屋が散らかりすぎていませんか?片付けたい気持ちはあるのに、ものが多すぎると逆にやる気がなくなってしまうこともありますよね。
でも大丈夫。いきなり完璧にしようとしなくても、ちょっとしたコツでスムーズに片付けを進めることができます。今回は、「どこから手をつければいいかわからない」状態から抜け出すためのレスキュー片付け法を紹介します。
まずは気軽にできる小さな一歩から始めてみましょう。
生活空間から「ゴミ」をなくす

部屋を見渡した時に目に付く「明らかなゴミ」をとにかく撤去。
・使い終わったレシート・DM・空き箱
・賞味期限切れの食品や調味料
・飲みかけや、空のペットボトル
・段ボール
・片方なくした靴下、毛玉だらけの服
・くたびれたタオル
まずはゴミを減らすことからスタートします。
いらない物を「まとめる」

次に「なんとなく置いてあるもの」を1カ所にまとめます。「不用品を捨てる」ことが苦手ならまずはこの方法で取捨選択を。
・使っていない雑貨・インテリア小物
・読んでいない雑誌や本
・着ていない服、使っていないバッグ
・使っていない食器や便利グッズ
まとめてみると「意外とこんなにあるんだ!」と気がつくことができるため、その後の取捨選択の難易度が下がります。
「新品だから捨てられない」に出会ったら

片付けをしているとよくあるのが「買ってから使っていないから捨てられない」というアイテム。こういうものを見つけたらすぐ使い始めましょう。中には使いにくいからこそ使っていなかったというものもありますが、そうなると永遠にタンスの肥やしに。
洋服ならタグをとってクローゼットに。次のお出かけから着てみましょう。この時クローゼットに入れるタイミングで1枚不要なアイテムを手放すことができるとなお良いです。手持ちの数を増やさない努力を続けることができれば片付けへの苦手意識も減るはず。
基本的には「お気に入りだけ」を残す

片付けの目標は本当に気に入っているもの「だけ」を厳選することです。整理したら、次に残すものを選んでいきましょう。
・毎日使う愛用品
・なくなったら生活に困るもの
・買い直すことが容易ではないもの
・見ているだけで気分が上がるアイテム
日常的に使うものは心地よく感じるものを選んでください。例えば、毎日使うものは手に取りやすい場所に置き、インテリアは視覚的にバランスよく配置すると、自然に片付いた状態が保てます。
このように「自分が本当に大切にしているものだけ」を残し、使いやすく整えたら、片付けは完了です!
無理に全てを整理する必要はありません。大切なのは「必要なもの」「お気に入りのもの」を見極め、日常的に使うものを整えること。それができれば自然に整理された空間ができあがり、快適な生活が待っています。ものが多いと管理をするのも片付けるのも掃除も大変です。
自分が管理できる量まで減らすのが一番ラク。なのでまずは明らかなゴミから。自分への負担を減らす気持ちで撤去してみてください。
記事を書いたのはワトコです。
整理収納アドバイザー。海外風インテリアが好きで「シンプルで快適な癒し空間を作る」テーマに、毎日が豊かになるライフスタイルと収納術を提案しています。